命光不動尊のブログ

貴方の知らない神道や仏教の教えが命光不動尊にはあります。

お位牌は大事ですよ。家運を左右しますで!

2017年04月12日 19時43分00秒 | ひと口法話

最近、二軒の信者様よりお仏壇のご相談を受けました。

 

どちらも古いご先祖様のお位牌が所狭しと祀られており、どうすればよいでしょうかとのご相談です。

お姑さんが健在の時のまま、お祀りしているそうで、

最近になり、この祀り方でいいのかと心配になられたそうです。

 

共にお仏壇に、先祖代々のお位牌がないということでした。

旧家でお金がなかったからという理由ではなく、

 お寺さん(菩提寺)から先祖代々のお位牌は必要ないと言われたそうです。

どちらも商売をしておりましたが、店閉いの憂き目にあいました。

偶然でしょうか?

 

当山の山主  寳顕師は、

見えない世界の大師様からこういうお話を聞かれたそうです。

 

 お仏壇の中での先祖代々のお位牌はなぜ、お祀りしなければいけないのか?

 

最近では、墓地に先祖代々の墓があり、墓参りさえしていれば良いという教えもございます。

毎日お参りできれば、問題はありませんが、

遠方でお参り出来ない家も昨今は多くございますよね。

 

ご先祖様は、樹木に例えれば大事な根っこの部分にあたります。

毎日毎日根っこである先祖代々のお位牌に感謝し、供養する為に、

お仏壇に先祖代々のお位牌をお祀りするのは、当然のことでございます。

 

大事な根っこがなければ、植物は育ちません。

根っこがしっかりしておれば、木の幹が太く大きく育ちます。

幹は両親であり、私たちは枝葉にあたります。

根がしっかりしていれば、枝葉は茂り、花が咲き、実がなります。

実ができれば、種子ができ、それが我々子孫にあたります。

 

お位牌の話に戻りますが、 

故人のお位牌は、五十年の法要後は過去帳に移し、お位牌はお焚き上げいたします。

ご両親は、夫婦位牌でお祀りします。

当山ではこのようにご指導させていただいております。

 

家も同じです。親(先祖)を大事にする家は必ず栄えます。

お墓やお仏壇を新しくしたり、直したりしてから

家運が良くなられたというお話はよく聞きます。  

 

又、同様にお墓や仏壇を処分して家が没落したという話もよく、実に多く聞かれます。

 

「 積善に家に必ず余慶あり 積悪の家には必ず余殃(よおう)あり」

 

南無大師遍照金剛