当山では、四家先祖供養の手続きの際にお伺いすることですが、
四家の苗字の確認をいたしておりますと、
ご本人様のご実家の苗字と違う方がおられます。
その様な方になぜ、苗字が違うのかとお伺いすると、
「離婚しております」というご返事で、
なおかつ、「婚氏の苗字を名乗っております。」と言われます。
結婚とは、ご実家の姓から婚家の姓を名乗るということ。
これは、日本の伝統です。
離婚すれば、元の実家の姓に戻るのが、本来の姿ですが、
最近では、子どもの為とか、仕事上の都合だとかなどの理由で
婚氏(離婚した相手方)の姓をそのまま、自分の新戸籍として名乗る方が、
私たちの周りにも非常に多いですね。
あなたのご先祖様は、どなたですか?
苗字は、ご先祖様そのものです。
山主曰く
相手の悪業(賭け事 ・女狂い ・暴力 ・ 犯罪 ・ 等)は、相手方の悪因縁です。
上記の事案によって離婚するんじゃないですか。
離婚によって断ち切らめばならない悪因縁ではないですか。
そんな相手方の姓を名乗るということは、
離婚の原因である悪因縁を引き受けることになり、
悪い因縁をそのまま引き継ぐと言うことでもあるんです。
離婚は、ある意味では、
自分の人生を正す開運のチャンスです。
女性が原因の場合も、もちろんのこと、
男性にしても女性にしてもお互いに離婚した時点で、
ご先祖様から悪い因縁を断ち切られているのです。
お子さんが居れば、なおさらそんな悪い因縁を受け継ぐべきではありません。
もっと子供さんの将来を大事に考えてあげてください。
世間様への体裁とか、仕事上の都合とかはどうでもいいことです。
人は人。
自分は自分としての人生を確立してください。
南無大師遍照金剛