ある千年続いた農家のお話です。
家長曰く、うちが長く栄えている訳は、
親戚はもちろんのこと。
ご近所さんや村のお付き合いや多少の知り合いにいたるまで
病気と聞けば、お見舞いに。おめでたがあると聞けば、お祝いに。
ご不幸があれば、お布施という具合に。
人の悲しみを我が身と分かち合うというご先祖様の教えと
ご先祖様を大切にするという当り前の教えを
先祖代々守り受け継いでこられたからだそうです。
しかし、時代は変わりましたね。
個人の自由が優先され、
結婚しないのも当たり前。家を継がないのも当たり前という世の中。
子供に迷惑を掛けたくないという理由で、
仏壇じまいや墓じまいをする勝手な親たち。
あなた方は、先祖の代表だということを
忘れていませんか!
ご先祖様あっての我々であるということを。
お忘れなく。
南無大師遍照金剛