命光不動尊のブログ

貴方の知らない神道や仏教の教えが命光不動尊にはあります。

昨日お亡くなりになった方がお礼に来られました

2021年05月08日 19時12分06秒 | ひと口法話

昨日は朝から山主も私も身体の調子が悪く、

「一昨日は何ともなかったのにどうして・・・」と思っておりましたら、

三時ごろに信者様よりお母さんが

亡くなりましたというお知らせを頂きました。

 

信者様のお母様は、

山主と大黒さん(山主の奥様)と貞観の生け花のお師匠さんでもありました。

 

以前からお加減が悪いと伺っておりましたが、

急なお知らせにビックリしつつ、身体の不調は「お知らせ」であったと気づきました。

 

身内だけで通夜を執り行いますので…ということでしたが、

お経をあげさせていただきたくお通夜に参列させていただきました。

 

導師の方がお帰りになられたあと、

山主と貞観でお経を上げさせていただきました。

 

故人様が「私はどうしたらいいのですか?」と、

とても不安げにお尋ねになったそうです。

 

葬儀の時に来て下さる僧侶を「お導師様」と呼びます。

何故「導師」と呼ぶかと申しますと、亡者を悟りの彼岸に導くために唱える教語(引導)を

渡してくださる方だからです。

 

山主が申しますには、亡くなられたほとんどの方がこの故人様のように

「死後、どうしたらいいか分からない」と聞かれるそうです。

 

山主が引導を渡されますと、「これで行けます」と安心されました。

 

又、本日も葬儀の時間に合わせて本堂でお勤めをいたしておりますと、

「ご先祖のお蔭で命光不動尊とご縁ができ、本当に有り難うございました。

 これで何の心配もございません。」と、お礼を言いに来られたそうでございます。

 

四十九日の間、当山でご供養させていただきますので、

その間、故人様は、何度となく供養を受けに

命光不動尊に来られるようでございます。

 

これから、四十九日間の間、生前お世話になられた方の所に

お礼に行かれるようでございます。

 

この四十九日間の供養はとても大事なのですが、

最近では葬儀が済んで直ぐに初七日のご供養をするようですが、

なんのためにするのでしょうか?

 

供養は本来、亡くなられた方の成仏のためにあるのです。

お忘れなく。

 

南無大師遍照金剛