本日の盂蘭盆 霊界施餓鬼一粒萬福法要をお勤めいたしました。
お経さんをあげて頂くということは、故人様に智慧がつきますので、
大事なことですが、肝心なお腹は満たされないのです。
だから、霊界施餓鬼一粒萬福法要では、
沢山のお供え物して故人様に霊界で施餓鬼をしていただくのです。
毎回、読経の途中で休憩し、全員でお茶をいただきます。
勿論、ご先祖様にも二回目の温かいお茶をお供えいたします。
この間に山主の説法が入ります。
この説法は、我々だけに言っておられるのではなく、
ご供養を受けられたご先祖様達も一緒にお聞しているのです。
山主の説法は、
「なぜ、こう言うことをするのか?」
「なぜ、こういう事をしなければならないのか」という
大事な教えを説いてくださいます。
書物に書いたものや言い伝えの中には、
ちゃんとした理由があって引き継がれてきたものです。
これから先も我々子孫が、受け継いでいかなければならないのです。
現在まで引き継がれてきた言い伝えには、本当はとても大事な教えが含まれていたのです。
しかし、受け継いだ者がいい加減であったりした場合は、
大事な教えだけが忘れ去られて、行事としては残っているもののが多いのです。
迷信や古臭い昔の習慣であるとか言われながらも、
大事なこととして現在まで残っているのです。
ご先祖様は、ご供養後は霊界に帰って
「命光不動尊のお上人様は、今日このようなお話をしてくださいました。」と
霊界でも教えを広めているそうです。
今日のご先祖様も喜んでお帰りになられました。
南無大師遍照金剛