本日は夕方に、紀の川の支流「橋本川」にて各家の御霊送りを致しました。
当山では毎年、紀の川の本流から各家のご先祖様をお送りしていたのですが
紀の川の河川敷に行きますと、とても水辺まで下りれないほどの
草木がうっそうと茂っておりましたので、橋本川にてお送りさせていただきました。
お送りするために山主が読経をしながら、
副山主が各家のお名前を読み上げながら、紙塔婆を川に流して行かれます。
次々と流される紙塔婆は、順序よく川下に向かって流れて行かれるのですが
中には霊界へお帰りになることを惜しまれているご先祖様をおられ、
途中で止まってしばらく流れない紙塔婆もありました。
ご先祖様は、橋本川から紀の川の本流へ合流したのち、
西方にある阿弥陀様の極楽浄土に向かって流れて行きました。
ご供養後は、
大黒さん(山主の奥様)お手製のお団子とおはぎは、
霊界へのお土産として一緒に川に流します。
すると、すぐに小魚が団子の周りを取り囲みお食事会が始まっておりました。
また、当山の紙塔婆は米粉で出来ており、水に溶けますので
魚のエサにもなります。
これで、今年の盂蘭盆会が無事に終了いたしました。
今年初めて川供養に参加させていただきましたが、有り難い供養です。
命光不動尊でご供養を受けられるご先祖様は、本当に幸せですね。
香華
合掌