母の友人のなかに母より一回り年長の人がいた。
お会いしたことはないのだが、母からあまりに聞かされていたので
私まで知り合いのような錯覚を起こす。
ある朝、その方は「朝ごはん食べたくない」とか言ったそう。
家族は心配して、医者だか救急車だか呼ぶ。
それを待つ間にその方は逝ってしまった。
母はその逝き方を非常にうらやましがった。
自分もそうなりたいと言う。
しっかり健康を保とうとするのも
ある日寿命でコロっと逝きたいからだそう。
少しずつ身のまわりを整理して2間のアパートをガラガラにして
生活していた。
まるで良寛さまだ。
私があれやこれや買い込むことを嫌がるのだ。
死んだ後始末まで自分でやっておこうという母。
そんなこと気にしないで。
続き。
お会いしたことはないのだが、母からあまりに聞かされていたので
私まで知り合いのような錯覚を起こす。
ある朝、その方は「朝ごはん食べたくない」とか言ったそう。
家族は心配して、医者だか救急車だか呼ぶ。
それを待つ間にその方は逝ってしまった。
母はその逝き方を非常にうらやましがった。
自分もそうなりたいと言う。
しっかり健康を保とうとするのも
ある日寿命でコロっと逝きたいからだそう。
少しずつ身のまわりを整理して2間のアパートをガラガラにして
生活していた。
まるで良寛さまだ。
私があれやこれや買い込むことを嫌がるのだ。
死んだ後始末まで自分でやっておこうという母。
そんなこと気にしないで。
続き。