”tomorrow is another day”

     ただなんとなく・・・

映画『バックコーラスの歌姫たち』

2014年01月27日 | 映画とか
監督:モーガン・ネビル 『バックコーラスの歌姫たち』

数々のミュージシャンを陰で支えてきた
バックシンガーの知られざる成功と挫折を描いた音楽ドキュメンタリー。


「20FEET FROM STARDOM」
~スターの座から20フィート~
これが原題である。
主役の立つ舞台まではたった6メートル程。
それはすぐ目の前なのだがなかなか辿り着けない距離。

そこを目指す者。
敢えて残る者。
その舞台から引きづり下ろされる者。
その舞台を自ら降りざるを得ない者。

‘上手い’だけでは勿論生き残れない。
そこに‘野心’が足されるだけでも無論無理。
様々な要素が重なった者だけがステージの真ん中に立てる。

6人の歌い手の人生を軸とし
その時代と音楽事情を踏まえ
その時代のスターミュージシャンやプロデューサーがナビゲートしていく。

歌は素晴らしい!
…なんてよくある言葉を軽々しく言えない。
だが、やはり私は思った。
人生をかけて歌っている人の声は心を揺さぶられる、と。
その1曲はメインの人以外にたくさんの人で完成されているのだ、と。

今の彼女たちの声は
色々な過去を通って存在している。
だから重く強く地にしっかり足をつけ、何処かしら哀しい。
そしてその声は更に明日を見ている。


何よりも Lisa Fischer の声に涙腺が緩んだ。







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