貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

出合い 阿吽と巣立ち前の燕

2017-07-26 09:46:13 | 日記
出合い 阿吽と巣立ち前の燕

平成29年7月26日

 今夏、10日間の陸奥の旅で、であった

のは、地域の人だけでなく、表情の違う

阿吽像。

 そして、道の駅のトイレで大事に育てら

れた燕の赤ちゃん、もうすぐ巣立っていくか

な。

 5羽の合唱に出くわす。

 どちらも可愛い出合いだった。

亀ヶ岡八幡宮の阿吽狛犬

阿吽の阿像



阿吽の吽像



仙台陸奥国分寺の阿吽





仙台の妙心院の阿吽像





塩竈神社の阿吽像





大和町吉岡八幡の阿吽像





大和町保福寺の鷹





道の駅「上品の郷」のトイレ入り口の子燕




月山:すてきな出逢い

2017-07-25 09:19:19 | 日記
月山:すてきな出逢い

平成29年7月25日

 大好きな月山。

 今回は、羽黒山からの登山コース。

 これが山登りの最後になるかもと思い

ながら準備万端。

 今回は、蕉道『奥のほそ道』二回目

の旅。

 続きの仙台から8日かけて、秋田の

象潟を訪ね、9日目、天気の予報もよい

ので、月山登山とする。

 庄内三河というとても素晴らしい道の

駅も三度目のお邪魔。

 朝5時に目覚め、朝食も済ませ、月山

登山の準備をし、弥陀ヶ原を目指す。

 くにゃくにゃ道をいくつもいくつも越

え、やっと月山八合目到着。

 もう早10台は駐車、登山をしておら

れるのだ。

 弥陀ヶ原の可愛い花をいっぱい楽しみ

ながら月山頂上へ。

 月山頂上が見えないため、見通しがた

たない。

 それが一番の疲労のもととなるとは・・。

 リフトの上がってのコースとの大きな

違いだ。

 やっと、やっと制覇!という感じで、

ご祈祷して戴き体内の邪悪を全て取り除い

てもらう。

 そして、芭蕉句碑へ。

 ちょうど登ってこられた所のご夫婦が

写真を撮っておられた。

 「これ、なんとよむのかしら?」

と、奥様がご主人に訊ねておられる

タイミングに、鶴のような一声。

「ご説明しましょうか。」

と屈託のない、明朗なご婦人の声。

 思わず、そこに居合わせた三人が、

「お願いします。」

 「雲の峰 いくつ崩れて 月の山」

と、俳句のよみ方と説明。

 そして、「桃青とは誰でしょう?」。

 そのテンポのよさにのせられるように、

「松尾芭蕉です。」

と応答してしまう。

 そして、「李白という人にあこがれ

ていた」ということで、真似た。

「桃がまだ青い」という意味を込めて

名付けたということ。

 芭蕉が、月山を登頂したその時の

様子や、ここに、この句碑を建てた人

のことなど、わかりやすく、しかも

テンポよく話される。

 山形県人で登山を楽しんでおられる

ご婦人だ。

 その後、4人で写真を撮ったり、

ちょっとの会話を楽しんで・・・。

 それぞれの道へ。


 芭蕉が導いてくれたようなすてきな

出会いとなった。
 
 その後、頂上付近に戻り、昼食をとり、

幸せな気分を満喫した。

 死の山、現在を捨てる山ともいわれる

月山頂上で、異界な体験をしたようでも

あった。
 


2015年8月の月山初登頂。

  リフトで上ってから登山するコース

芭蕉(桃青)句碑

「雲の峰 いくつ崩れて 月の山」





そして今回。羽黒山からのコース。



すてきな出逢い


ちゃっぴー(我が家のあい犬)から徒然に

2017-07-24 15:35:55 | 日記
愛犬「ちゃっぴー」から徒然に・・・。

平成29年7月24日

 15年前に、3匹目の我が家の犬として

譲って戴いた。

 柴犬だ。

 今年になって、散歩もぐるっと小山を

一回り。

 赤ん坊の時からスキップするように

ジョグしていた。

 その特長が、ここへ来て、左寄りに歩く

ようになり、坂を下る時に顕著になった。

 そして、6月頃から家の前の坂は、脱兎

の如く降りるだけで、後はよたりよたり。

 帰りは、後ろ足の所をマッサージし、

励ましながらやっとこ上がり・・・。

人 の年齢に換算すると、70歳代後半だ

ろうか。

 衰退の速さは、成長の早さより・・・!?

 驚嘆の域だ。

 先日、人間はもはや100歳まで生存計画

を立てるのが普通のことという本を読んだ。

 数年前まで、70歳まで仕事をと誰が想像

しただろう。

 特に、私みたいなサラリーマンは、65歳

ぐらいまで働き、その後は・・・と。望んで

いた?

 それがほんの数年ぐらいで、一億総活躍時

代というのも当たり前になり、80歳でも仕

事をという時代も近々だ。
 
 100歳を超える人も数万人という日本の

社会。

いわれれば、100歳準備時代になっている

のかもしれない。

 どこへ行っても元気な高齢の方に出逢う。

そして、家族のように飼われている犬も老犬

が増えてきた。

 我が家の愛犬に、餌を口に持っていって

食べさせたり、水を飲むように口元まで持っ

ていったりするこの数日で、いろいろ考える。

その書物に、

「そもそも、人間は落ち込みやすいように

できている生き物なのだ。

 私達人間は、絶えず余計な『マインドトーク

(自動思考)』にさらされている。

その数、一日におよそ七万語といわれている。

意識するしないにかかわらず、大量のことばが

頭の中に降り注いでいて、しかも、そのほとん

どがネガティブなものだ。・・・。」

とあったが、それを下地に常に前向き、向上的

に・・・そしてちゃっぴーとともに。

写真は、数日前に行ってきた海の松島三葉











永福稲荷神社 そして東京芭蕉句碑探索紀も完了!!  

2017-07-23 10:59:36 | 日記
永福稲荷神社  

2017(平成29)年3月5日 12:40~

 「えっ、ここが・・・?!」

という印象が鮮やかに蘇る。

  神社のイメージの林や森の鬱蒼とした感

じではなく、日射しをいっぱい浴びてあっけ

らかんとした感じ。

「芭蕉の句碑なんてあるのかな?」

半信半疑で車を入口付近に停車。

 駐車場もない。

「ショウガ祭」と「力士」の由緒が心に

残る。

発光山権五郎関が際立っている。

芭蕉の句は、社殿に隣接して建てられて

いた。

「蝶の飛ぶ ばかり野中の 日影かな」

                 芭蕉

の句碑は、芭蕉一門の女流俳人である、

松原庵星布(あんせいふ)が建てたらしい。

永福稲荷神社



永福稲荷神社と力士八光山との由緒解説



力士八光山権五郎像





芭蕉句碑

「蝶の飛ぶ ばかり野中の 日影かな」



蕉道 『東京芭蕉句碑探索紀』完了!!

 昨年の12月から電車と車を併用して、

東京都内の芭蕉句碑を探索。

 4ヶ月の月日を要した。

 この旅では、印象深かったのは・・・。

 関口芭蕉庵にやっと入庵できたこと、

採茶庵や臨川寺、芭蕉史跡展望庭園等、

過去に3年ほど住んでいた深川とは

違った新たな深川も楽しむことができ

たこと。
 
 寒い冬も芭蕉と芭蕉句碑、そして当時や

それ以降のいろいろな人の活躍など偲び

ながら温かい日々を過ごすこともできた。


 拙い物だが、『古希のより道第7弾』

として、小冊子にまとめることもできた。

 体験が一つの形になる喜びもまた付加

価値でもある。

 たくさんの人に励まされてきたことに

も深謝しながら、次の蕉道へ。

 ほんとうにありがとう!

 心より感謝申し上げます。










八王子: 北野天満社 と長心寺 

2017-07-22 09:15:01 | 日記
八王子: 北野天満社  

2017(平成29)年3月5日11:53~

 駐車場もなく、句碑もなし。

 馬頭観音の石碑あり。

北野天満社鳥居



社殿





馬頭観音の石碑




八王子:長心寺 

2017(平成29)年3月5日 12:20~

八王子市寺町72番地

新たに整備された感じのするお寺であった。

芭蕉の句碑やその説明が明示されていた。

芭蕉の句の説明は、大東文化大学の先生が

記されたもの。

 芭蕉に傾倒された先生かな?

長心寺本殿・・・葬祭あり



今風な励まし



西行塚と芭蕉句碑

西行塚





芭蕉句碑と解説

「西行の 草履もかかれ 栢の露」


 
解説碑

解説では、「柏(かしわ)の露」は、『松の露』が正しいと訂正されていた。

この句は、初物である。