貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

仙台市: 東 照 宮 芭蕉と曽良が完成35年後拝殿!句は詠まず!!!

2025-01-14 14:44:43 | 日記
令和7年1月14日(火)
仙台市: 東 照 宮          
 仙台東照宮は
仙台藩二代藩主伊達忠宗が、
徳川家康を伊達家の守護神
として祀るため、
慶安2年(1649)に、
三代将軍徳川家光に願い出、
許しを得て創建。
<随身門>

 それから
5年後の承応3年(1654)に、
本殿や唐門石鳥居等全てが
完成する。 
<拝殿>
     
 芭蕉と曾良は、
元禄2年(1689)5月7日
(新暦6月23日)、
大淀三千風門下の
加右衛門の案内で、
東照宮等を訪れる。
 芭蕉が訪ねたのは
完成から35年後ということになる。
 曾良随行日記には、
「七日 快晴。
加衛門(北野加之)同道ニテ
権現宮(仙台東照宮)を拝、
玉田・横野を見。   
 つゝじが岡ノ天神ヘ詣、
木の下ヘ行。
 薬師堂、古ヘ国分尼寺之跡也。
 帰リ曇。夜ニ入、
加衛門・甚兵ヘ入来。
 冊尺並横物一幅づゝ翁書給。
 ほし飯一袋・わらぢ二足、
加衛門持参。
 翌朝、のり壱包持参。
夜ニ降。」
と記されている。
 仙台東照宮は
氏神神社として勧請された、
全国でもほぼ例のない東照宮。
<奥の院>

 御譜代町と呼ばれた
伊達家とともに、
米沢から移転してきた家臣の住む
大町・肴町・立町・南町・柳町・
北目町・染師町・田町の8町を
氏子町として指定。
<神社下は宮町>

 氏子町は
東照宮御祭礼の時に神輿を担ぎ、
山車を出すことが
決められている。
 それが、仙台祭だ。
 現在では、
5年に一度行われており、
360年以上前に
御神体をのせて
江戸から仙台まで渡御した
東北最大ともいわれる御神輿が、
今もなお保存されている。
 若い神主さんは、
「芭蕉は訪れたようですが、
特に句も詠まれなかったので、
句碑はありません。」
と言われたので、
御朱印だけ戴くことにする。



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