井の中の蛙、カイラス山巡礼に挑む!

夢のカイラス巡礼を終え、登山を再開しました。山岳信仰の延長上に四国遍路、カイラス山巡礼があり、原点の登山に戻ります。

今シーズン初めて黒岳を滑る!

2015-04-08 21:17:25 | 大雪山系の山
 ここ数年、シーズン初めは黒岳を滑っていたのですが、12月は天気に恵まれず足が遠のいていました。
そんなことで、いつかは黒岳を滑ろうと思っていたのですが、今年は羊蹄山が面白く5回も通った影響でこんな時期になってしまいました。

 4月1日(水曜日)

 ここ数日、天候が荒れていました。
前日も全道的には雨でした。
私はこの雨が黒岳は雪になると思っていました。
案の定、層雲峡は真っ白な雪に包まれていました。

 ロープウェイで5合目まで上がると真っ白な雪で目がまぶしいのです。
7合目のリフト乗り場に着くと黒岳の山頂が見えています。
   
   リフトは9時に動きます。
そのリフトに乗って7合目に着くと目の前にニセイカウシュッペの真っ白な姿が見えています。
   
   この景色を見ることができるから山に来ているようなものです。

 7合目に着くとスキーにシールを付けてさっそくハイクの開始です。
雪面はクラストした上にうっすらと粉雪が積もっています。
その粉雪にスキーが横滑りしてしまいます。
我慢してだましだまし登っていましたが、スキーアイゼンを付けた方が安全ですので休んで付けます。

 ここからは順当に高度を稼ぎます。
   
   山頂に向かうと時々雲が出てきて辺りが見えなくなってしまいます。

   
   一瞬、赤岳方面が見えました。

 1時間半ほどで山頂に到着です。
今回の山頂は風もなく穏やかでビックリしました。
いつも強風が吹き荒れる山頂しか知らないので拍子抜けしてしまいました。
   
   雲が一瞬晴れ、旭岳の姿も見せてくれました。

 その時間もほんの5分ほどでした。
記念写真を写す頃には雲で辺りは隠れてしまいました。
   

 さてシールを外して滑降の準備が終わると、真っ直ぐ谷に向かって滑り込みます。
斜面はクラストしている上にシュプールがデコボコに堅くなっておりバランスを取るのが大変です。
それでも粉雪をまき散らしながら滑るのは快感です。

 谷の下まで2分はかかりません。
肩まで登り返して、今度はスキー場目指して滑ります。
わずか2本の滑降でしたが十分に楽しめました。

 それでは、私の滑りを見てください。
2015年4月1日大雪山・黒岳を滑る!



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  4月7日、この黒岳で男性が1人亡くなりました。
 亡くなった方は、黒岳ロープウェイやリフトを運営している会社の専務さん(68歳)でした。

 この日は風が強いため7合目から上の状況を見に行くといって1人で登ったようです。
 1時には帰ると言ってで掛けたようですが、帰ってこないので探したところ7合目のリフトの
 降り場から15分のところに倒れていたようです。

こういった方達の見えないところでの活動によって私達の安全が担保されています。
 その活動中に体調が急変しての急死だったと思われます。
 とても残念なことでした。

  お亡くなりになった専務さんのご冥福をお祈りします。 
 
  合掌!!


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