少し走ると検問所がある。
ウェイさんが車を降りて検問所へ行く。
私達は車の周辺で外の空気を吸っている。
14:00分、ちょっと小高い平原の真ん中にタルチョンが
はためいている場所がある。
タルチョンの周りには小さな石積みが無数にあり、まるで恐山のようだ。
このタルチョンを右回りに1周して車が止まる。
ここは、チャンガセというところだ。
前方の遙か彼方にカイラス山が見えている。
真っ白い三角錐が手前の山並みからヒョイと顔を出している。
カイラス山をこの目で見るのは初めてだが、距離があるので
あまり感動は覚えなかった。
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インドから来た僧侶の姿をした若者がカイラス山へ向かって走る。
家族だろうか?呼び戻す声が草原に響くが、しばらく走っていく。
そして、後を振り返りながらゆっくりと歩いて戻ってくる。
カイラス山を初めて見て興奮したのだろうか?
左手に真っ青な色をした湖が見える。マナサロワール湖だ。
ここから、マナサロワール湖に向かった走る。
湖岸に着くと小さな橋がありロープが張られテントの検問所がある。
ここではランクルのナンバーをチェックしているようだ。
係官が私達のランクルのナンバーと手元に持っている書類を
何度も見比べている。
そして、運転手のウェイさんに何か話しかけている。
どうやら私達の車は許可リストに載っていないと言っているようだ。
ウェイさんがさんが「そんなことはない。リストが間違っている
のではないか。」と珍しく強い口調で話している。
何度かウェイさんと係官のやりとりがあったが、ウェイさんの剣幕に
押されたのか係官がロープを下げて我々の車を通す。
小さな橋を渡るとすぐにマナサロワール湖の湖岸沿いを走る道となる。
この道をしばらく走ったところで車が止まる。
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マナサロワール湖のコイターコイスブルーの水をたたえた湖面の上に
カイラス山が純白の姿を見せている。
この景色を夢見て、この地に立ちたいと思ったのが今回のツァーに
参加した最大の理由です。
ウーン、声もなくただただこの光景を見ていました。
インド人の人達が我先に車を降りて荷物を持って波打ち際へと走る。
我先に湖水へ入る者、着替えをする者、皆先を争って
マナサロワール湖へ入っていく。
そうして身体全体を湖水に沈め、上半身を出しては
両手で汲んだ水を頭からかぶる。
そしてカイラス山に向かって祈りを捧げる。
これを何回も何回も繰り返している。
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グレゴリーとビジュヌーも着替えを持って湖水へ向かう。
深いターコイスブルーの水を湛えた湖面の正面に
カイラスが顔を出している。
カイラス独特の横縞を見せながら、雲の動きによってその表情が変わる。
その山に向かって斎戒沐浴するインド人達。
左手には真っ白な輝きを見せている山々が連なっている。
その中で一番高い山の名前を聞くと「サムシングマンダラ」と
教えてくれるが、本当に山の名前だろうか?ちょっと、怪しい感じがする。
(地図によればこの山はグルラマンダラというようなので、ま
んざらデタラメでもないのかな?)
湖水をよく見ると小さな魚が泳いでいる。
よく見ると何匹も泳いでいる。
水を手に掬って舐めてみるとマナサロアール湖の水は淡水だった。
ウェイさんが車を降りて検問所へ行く。
私達は車の周辺で外の空気を吸っている。
14:00分、ちょっと小高い平原の真ん中にタルチョンが
はためいている場所がある。
タルチョンの周りには小さな石積みが無数にあり、まるで恐山のようだ。
このタルチョンを右回りに1周して車が止まる。
ここは、チャンガセというところだ。
前方の遙か彼方にカイラス山が見えている。
真っ白い三角錐が手前の山並みからヒョイと顔を出している。
カイラス山をこの目で見るのは初めてだが、距離があるので
あまり感動は覚えなかった。

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インドから来た僧侶の姿をした若者がカイラス山へ向かって走る。
家族だろうか?呼び戻す声が草原に響くが、しばらく走っていく。
そして、後を振り返りながらゆっくりと歩いて戻ってくる。
カイラス山を初めて見て興奮したのだろうか?
左手に真っ青な色をした湖が見える。マナサロワール湖だ。
ここから、マナサロワール湖に向かった走る。
湖岸に着くと小さな橋がありロープが張られテントの検問所がある。
ここではランクルのナンバーをチェックしているようだ。
係官が私達のランクルのナンバーと手元に持っている書類を
何度も見比べている。
そして、運転手のウェイさんに何か話しかけている。
どうやら私達の車は許可リストに載っていないと言っているようだ。
ウェイさんがさんが「そんなことはない。リストが間違っている
のではないか。」と珍しく強い口調で話している。
何度かウェイさんと係官のやりとりがあったが、ウェイさんの剣幕に
押されたのか係官がロープを下げて我々の車を通す。
小さな橋を渡るとすぐにマナサロワール湖の湖岸沿いを走る道となる。
この道をしばらく走ったところで車が止まる。
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マナサロワール湖のコイターコイスブルーの水をたたえた湖面の上に
カイラス山が純白の姿を見せている。
この景色を夢見て、この地に立ちたいと思ったのが今回のツァーに
参加した最大の理由です。
ウーン、声もなくただただこの光景を見ていました。
インド人の人達が我先に車を降りて荷物を持って波打ち際へと走る。
我先に湖水へ入る者、着替えをする者、皆先を争って
マナサロワール湖へ入っていく。
そうして身体全体を湖水に沈め、上半身を出しては
両手で汲んだ水を頭からかぶる。
そしてカイラス山に向かって祈りを捧げる。
これを何回も何回も繰り返している。

グレゴリーとビジュヌーも着替えを持って湖水へ向かう。
深いターコイスブルーの水を湛えた湖面の正面に
カイラスが顔を出している。
カイラス独特の横縞を見せながら、雲の動きによってその表情が変わる。
その山に向かって斎戒沐浴するインド人達。
左手には真っ白な輝きを見せている山々が連なっている。
その中で一番高い山の名前を聞くと「サムシングマンダラ」と
教えてくれるが、本当に山の名前だろうか?ちょっと、怪しい感じがする。
(地図によればこの山はグルラマンダラというようなので、ま
んざらデタラメでもないのかな?)
湖水をよく見ると小さな魚が泳いでいる。
よく見ると何匹も泳いでいる。
水を手に掬って舐めてみるとマナサロアール湖の水は淡水だった。
美しい!なんて通俗的すぎです。
実際に見ることが出来た貴方は本当に幸せ者です。
純白のカイラス、青い青いマナサロワール、それに向って走り、水を浴びる・・憧れの世界に来たインドの人達の感動が、そしてMIKOさんのお気持ちが、伝わってきますよ。すばらしいですね。
そうですね、子供の時の夢が叶ったのですから幸せなのかもしれませんが、
チャンガセのタルチョンの向こうに初めてカイラス山を見たときには、
そういった感情が湧いてきませんでした。
でも、マナサロワール湖のほとりでカイラス山を見ていると、
何か言葉では言い現せないのですが、涙がでてきましたね。
そのうち、カイラス山に向かって般若心経を唱えていると
自然に涙が出てきました。
嬉しいでもなく、悲しいでもなく、目の前にある光景を心で受け止めた結果なのか、
突然、ポロポロと涙が出てきたことに自分でもビックリしたくらいです。
本当に感動すると、こういったものなのでしょうか?