「いちえふ」が単行本になって発行されました。
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以前、この漫画が、週刊漫画モーニングがが行っている「新人賞MANGA OPEN」大賞受賞作として選ばれた漫画として紹介しました。
受賞後も不定期にモーニング紙上に掲載されていましたが、この度、単行本としてまとめられ発行されました。
福島第1原発、通称F1(現場では、えふいちと呼ばれている。)における収束作業の現場を淡々と描いています。
皆さんにもぜひ読んでいただきたいと思い紹介させていただきます。
この本では、現場でどのような作業が行われているかと、作業員の置かれている現状が描かれています。
事故後、汚染水などが溢れたとき以外福島第1原発に関する報道がされないというか、あえて国民の目を福島から遠ざけようとする意図さえ感じる現状の中、実際の収束作業がどのように行われ進んでいるのかを知ることは大切なことだと思います。
漫画は子供の読むものと馬鹿にする人がいますが、漫画世代として育った私の目から見ても漫画は立派な表現媒体であると思っています。
この漫画は、「ふくいち」の事故後の姿をその時点で切り取ったドキュメントといっていいものだと思います。
年々変わる様子が克明に記録されています。
ぜひ、読んでみてください。