井の中の蛙、カイラス山巡礼に挑む!

夢のカイラス巡礼を終え、登山を再開しました。山岳信仰の延長上に四国遍路、カイラス山巡礼があり、原点の登山に戻ります。

いよいよ出発!

2006-08-18 19:40:23 | カイラス巡礼・旅行記
6月6日早朝、いよいよ出発の朝です。

☆☆ インド時間? ☆☆

 午前2時に腕時計の目覚ましがピッ!ピッ!と鳴ります。
外はザアザアと雨が降っています。
隣の学校の屋根から滝のような雨が落ちています。

その音を聞きながらベットから起きますが、ホテルの中はシーンとしています。
本当に2時半に出発するならもう少し廊下が騒がしくても良いはずです。
なぜなら、この階にも同じツァーのインド人がたくさん泊まっているからです。

 とりあえず準備をしてダッフルバックを抱えながら暗い廊下から
エレベーターでロビーに降ります。
エレベーターの扉が開きましたが、ロビーは真っ暗です。
街灯の明かりが入る薄暗いロビーでゲリーと顔を見合わせます。

ゲリーは私を見ながら肩をすぼめ両手を「仕方がないね!」という風に広げます。
私もゲリーの顔を見て同じように肩をすぼめるしかありません。
そして薄暗いロビーのソファーに腰掛けて待つことにしました。
 
 3時を過ぎるとホテルの人がロビーに来て照明をつけます。
ビジュヌーにグレゴリーも降りてきます。
そして、ロビーにいる人の数を見て「ホラね!」とあきらめたような顔をして
私達の横にあるソファーに座ります。

時間が経つにしたがって、少しずつロビーに人が集まってきます。

玄関に出ると外にはバスが2台止まっています。

 4時頃にはやっとロビーが人でいっぱいになりました。
インド人の女性が沢山いるのでサリー姿が溢れます。
しかし、この女性達は年齢が高く太った人も多く、
とてもカイラス山の周りを登ることなど無理のように見えます。

エコトレックのシェルパと若い男の子達がダッフルバックをバスに積み込みます。
そして2台のバスに乗り込むと遅れてやってきた人の座席がないのか、
一度積み込んだ後部座席の荷物をバスの屋根に積み直しています。
一番最後にロビーに降りてきた人達は1時間半は遅れてきたでしょうか。

 こんなことで時間が経ちましたが、4時30分、やっとバスが動きます。
さあ、いよいよ出発です。
予定の出発時間からは2時間も経っています。

考えてみると出発時間の2時半にエコトレックの人が
誰も来ていないのは不思議です。
普通に考えても主催者が言った出発時間に主催者側の人が
誰も来ていないなどということがあるのでしょうか?
日本では考えられないことです。
一体この人達の時間感覚はどうなっているのでしょうか?

アメリカ国籍のインド人はそれほど遅れていないところを見ると
インドに住んでいる人達の時間感覚がおかしいのだと思います。

時間を守るということはビジネス社会では当たり前のことです。
そのことが守れていないインドやネパールは、ビジネス社会から見ると
遅れているとも言えますが、当人達が気にしない社会ではいきり立っても
仕方のないことです。

今日の教訓で、インド時間として約1時間は見ないといけないですね。

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