こんなCDを買った!聴いた!

最近購入した、または聴いたCDについて語ります。クラシック中心です。

モーツァルトのディヴェルティメントは、ASMF。

2020年06月28日 23時31分00秒 | モーツァルト
やっとプロ野球も開幕。パ・リーグは、6連戦とかもあり大変です。そんな中、マリーンズ、頑張っています。レアードや中村・井上が好調。投手もハーマン、ジャクソンなどの加入で充実。なかなかいいですねえ。久々の単独首位にもなりました。一方で、東京中心にコロナ感染が増加しています。観客を入れることも、言われていますが、このまま増え続けると、中止もあるかも。せっかくマリーンズ好調ですので、中断になれば、今年の優勝はあきらめなればなりませんねえ。それは残念です(笑)。

そんなこんなで今回は、モーツァルトです。その昔、モーツァルトの機会音楽が好きでした(今も好きなんですがね)。セレナードやディヴェルティメント。1970年あたりにベームとBPOがセレナードを録音していたことで、それらの音楽に親しみ、その後、ボスコフスキーなどの演奏などをLPで聴いていました。CDになってから、よく聴いたのが、ネヴィル・マリナーとASMF、またはASMFのアンサンブルの演奏でした。このブログでもいくつか取り上げました。

そして、このASMFの演奏をお店で見つけるたびに購入していたのですが、モーツァルトのセレナードとディヴェルティメント、どれくらい録音しているのか、わからないのです。果たしてどうなんでしょうか。今手元にあるのが、セレナードではK.203,K.250,K.320,K361。ディヴェルティメントはK.113,K.137,K.138,K.131,K.205,K248,K205.K.251,K.287.K334、あたりなんです。ですので、この分野の演奏を集大成したBOXものが出ないかな、と心待ちにしておりましたが、今に至るまで出ていないのがなんとも残念であります(もし、出ていたら教えて下さい)。

ということで、今回はモーツァルトのディヴェルティメント第10番ヘ長調K.247。演奏はアカデミー・チェンバー・アンサンブル。1985年6月ロンドンでの録音です。この曲は、1776年6月にザルツブルクのアントニア・ロドロン伯夫人の命日祝日を祝って書いたもので、同年の6月18日に初演されました。Vn2,Va1,Vc1,Hr2の構成で、6楽章からなっています。全曲で約35分。モーツァルト、二十歳くらいのときの作品となります。

この曲は、実に弦の美しさにあふれています。ASMFの演奏は、実に端正。過剰な表情や起伏に富んだ表現も優雅さもそれほどなく、それでいて構造的にしっかり堅固な造りの中で、モーツァルトの機会音楽のよさが十二分に味わうことが出来ます。この曲は弦が中心ですが、この弦の響きも艶や優しさに満ちており、これっぽっちの不満もありません。でもよくよく考えてみれば、もうこんな室内オケはないのかも。古楽のものが主流なんでしょうねえ。私はモダン楽器をひいきにしているのでねえ。

第1楽章、躍動的であり、大がかりな造りで、弦が存分に歌う。数本の弦が実にうまく合わさり、その重ね合った響きが美しい。第2楽章、ここでも複数の弦の響きでの美しい旋律が心に染み込む。メヌエットをはさんでの第4楽章限だけによるアダージョ。ケネス・シリトーのヴァイオリンが甘美に響く。ゆったりとしたテンポでふくよかな音色はいいですねえ。澄んだ高音が実にいい。第5楽章のメヌエット。はやりモーツァルトのメヌエットはいいなあ。しかし、この曲は管がホルンだけなのが寂しいですね。やはりオーボエが欲しいですかねえ。そして終楽章。快活なロンド。ホルンに絡む弦が生気にあふれ躍動し、楽しい味わいに満ちて喜びが満ち満ちていますねえ。あまり目立たない曲かもしれないが、いい曲ですねえ。演奏も満足満足。

しかし、気がつけば6月も終わり。梅雨の終わりの豪雨災害が起こる時期になってきましたねえ。今年はなんとか勘弁してもらいたいものです。
(Philips 420 181-2 1986年 輸入盤)

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7 コメント

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マーリンズの好調について (しんちゃん)
2020-06-29 21:11:54
今年のマーリンズの優勝の心配ごと、楽しませていただきました。まだまだペナントも長いので、油断は禁物です。私も弱小燕軍のファンですので、気持ちよくわかります。(笑)
古い話ですが、私、川崎生まれ育ちでして、子供の頃、オリオンズの(子供の)ファンクラブの会員でありました。1000円の年会費で、お菓子(結構な量)と帽子をいただき、年間数試合を川崎球場で観戦しました。
観客は少なかったです。
そのあと、大学生の頃、落合の雄姿を拝見しました。張本、レオン兄弟、有藤、弘田、村田、仁科・・・レジェンドではないですか!私、実は、愛甲と同い年でありまして・・・
今年のマーリンズの健闘を祈念します。燕軍は肩ひじ張らず頑張ってくれればよいです。(笑)
昔話と音盤の話でなくて、すいませんでした(笑)
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お詫びです (しんちゃん)
2020-06-30 08:08:30
昨日のコメントで、「マリーンズ」を「マーリンズ」と表記してしまいました。お詫びいたします。酔った席では、大乱闘になるところでした。
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コメント感謝です。 (mikotomochi58)
2020-07-01 07:39:45
しんちゃん 様、コメントありがとうございます。川崎にお住まいで、ホームゲームが見れるのはうらやましいです。8連勝と喜んでいたら、昨夜は大敗。大地や酒井にやられ、今日は涌井ですねえ。いやな予感がします。今は、無観客での試合ですが、昔を知っているので、これにはあまり違和感を感じません。川崎球場には行ったことはないのですが、昔の西宮や大阪球場では。外野はほぼ無観客状態でしたからねえ。いつでも入れて、いい席で見れたので、よかったですがねえ。いつも内野三塁側最前線で有藤の前で見ていたのが懐かしいです。打者では、レロン・リーと落合はすごかったですね。投手では、やはり村田ですかね。特に、落合は全盛期はオリオンズ時代でしょう。当時は、ファンであることをカミングアウトすることにはそれなりの勇気がいった時代でした。関西では三球団があって、その気になれば、シーズンの半分は見れた時代でしたから、それはそれでよかったのかもしれません。ただ、生きている間に、ペナントレースの1位を見てみたいです。もう、1969年が最後ですからねえ。マリーンズとスワローズでの日本シリーズを夢見ております。また、ご教示ください。
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毎週楽しみにしています (しんちゃん)
2020-07-01 22:20:24
涌井の悪い予感、当たってしまいましたねぇー。
こういった日常が回復したこと、(油断は禁物なのですが)喜ばしいです。
それにしても、今年のホームランは、がん!と響いて、ドン!とスタンドインです。緩やかな弧を描くホームランはなくなってしまったのでしょうか?
すいません、また、音盤のコメントではないですね。(笑)
私の方は、勉強不足で、気の利いたコメントができません。
ですが、毎週楽しみに拝読しておりますので、業務多忙と存じますが、ご自愛ください。
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Unknown (クレモナ)
2020-07-04 21:59:43
ディヴェルティメントの中で有名なのは、第17番、そして第15番ですが、この第10番も、素敵な曲ですね。私も、マリナー盤を持っています。弦の中に、ホルンが入るだけで、こんなにも優雅な曲想になるのですね。そして、マリナーの演奏ですが、ウィーンの演奏家に比べ、スッキリと現代的に処理しますが、ギリギリの節度を持っており、そこが、イギリス人のセンスなのでしょうね。私は、マリナーのモーツァルトが大好きで、このくらいの編成が、丁度良いと思っています。ブレンデルとのピアノ協奏曲も、溢れるような美しさです。
当然といえば、当然かも知れませんが、このところ、コロナの感染者数が、東京を始めとして、増え続けています。ヨルノマチ関連という、あやふやな表現を使っていますが、むしろ、はっきりさせたほうが、良いのではないでしょうか。もちろん、多少の保証は必要でしょうが。東京も50~60人程度で推移すると予想していたのかも知れませんが、100人越えには、驚いているのでしょうね!
さて、ロッテもそろそろ、実力が見え始めてきましたか?でも、頑張って欲しいですね。
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コメントありがとうございます。 (mikotomochi58)
2020-07-05 17:23:21
クレモナ 様、コメント感謝です。ASMFのモーツァルト、実は交響曲も20番くらいまでもっておりますが、これもいいですね。このような機会音楽も、ASMFのが一番いいです。ベームのセレナードもいいですがね。
今日、神戸市で中学校の先生の感染が判明しました。学校でのクラスターが発生しなければいいのですがね。心配です。
マリーンズ、今日も負けました。まあこれが実力でしょうねえ。困ったもんです。
また、ご教示ください。
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コメント感謝です。 (mikotomochi58)
2020-07-05 17:26:51
しんちゃん 様、コメントありがとうございます。マリーンズ、今週は1勝5敗でした。やはり貧打です。浅村によく打たれます。大地にも。来週は、ライオンズです。去年は散々でした。6連敗は避けて欲しいものであります。
また、ご教示ください。
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