こんなCDを買った!聴いた!

最近購入した、または聴いたCDについて語ります。クラシック中心です。

最近、よく聴くバッハのカンタータです。

2015年02月21日 22時31分03秒 | バッハ
しかし、燃費の悪いことです。この時期、寒いの燃費は悪くなるのですが、現在リッターあたり9㎞ぐらいなんです。1800CCなんですがね。乗り換えて2年くらいまでは、14㎞まで伸びていたんですね。でも段々悪くなって、4月に今の勤め先に通うようになって、まあ伸びない。距離が片道9㎞くらいしかなく、坂道が多いことが原因でしょう。でも9㎞とはねえ。せっかくガソリンが120円前半まで下がったのに、この燃費ではねえ。なんとかならないのでしょうか…。すんません。私のクルマのことでした。

前回、前々々回に続いて、バッハのカンタータであります。前回申しておりましたように、ガーディナーのカンタータ全集、買いました。amazonで買いましたが、56枚組で22270円でありました。けっこう高かったので、少しの間CD購入を控えましょうね。でもamazon、発送の梱包が雑いです。運搬のときに固定されていないため、にBOXの角がけっこう痛んでいるんですね。こんな状況は、H○Vでは考えられないですよ。高い買いものなんで、よろしく頼みますよねえ。

まあ、そんなことはさておき、今回とカンタータは第43番『神は歓呼の声とともに上がり』BWV43であります。この曲の構成は、両端に合唱とコラール、そしてテノール、ソプラノ、バス、アルトの順番で、レチタティーヴォとアリアが展開されます。四声のアリアが揃っていることは、なかなか嬉しい構成であります。演奏は、今回買ったCDからではなく、同じガーディナーの演奏なんですが、ARCHIVに録音したいわば旧盤であります。ガーディナーは、1990年代約40曲ほど録音しているのですね。この企画は途中で途切れ、それを引き継ぐ形で、「Soli Deo Gloria」から録音が始められ、全曲の録音となったのが、今回買ったBOXであります。この43番は、この新録音の中にも収められていますが、今回は旧盤の方であります。ジョン・エリオット・ガーディナー指揮イングリッシュ・バロック・ソロイスツ、モンテヴェルディ合唱団による1993年10月ロンドンでの録音。声楽陣は、ナンシー・アージェンタ(S)、マイケル・チャンス(CT)、アンソニー・ロルフ・ジョンソン(T)、スティーヴン・ヴァーコー(Bs) であります。

さて、ガーディナーの演奏でありますが、これはたいそう立派な演奏です。このガーディナーのカンタータは、ある意味もっとも優れた演奏ではないかと思います。例えば、BCJの演奏と比べると、そこには大きな差異がある。ガーディナーの演奏は、言わば肉食系の演奏なんですね。非常に骨格がしっかりしており、器楽であれ声楽であれ、一音一音が非常に重いし、力強さがまったく違う。私は、これは肉食系と草食系の民族の音楽の差異だと思うのです。それが演奏の優劣とは関係なく、個性でしょう。実にたくましい演奏であります。

そして、ガーディナーの演奏は、リヒターと比べても、音楽に緻密さがまったく違う。確かにリヒターの深みを求めるのは詮無きことであります。それはオケと合唱団の差異だろうと思います。1合唱から、モンテヴェルディ合唱団の精密で均整の取れた力に満ちた合唱が聴かれます。この合唱団はいいですねえ。そして、古楽の音色はさておき、オケは水も漏らさぬような響きと澄んだ精巧な演奏で、なんもスキがない。ただ、声楽においては違いがありますね。ガーディナーのソリストたちは、他ではあまり聴かない方々かもしれません。バスのヴァーコーは、うーんさすがに軽いし、コクが足らないかなと思います。テノールのジョンソンは、エヴァンゲリストなどでもよく聴きますし、澄んだ美声で心地よいですね、ソプラノのアージェンタは高音がいいですし、爽やかさがいいです。そしてアルトはカウンターTのチャンスですが、この人はいいですね。気持ちがこもっております。しかし、やはりいつも女声の方がいいかなと思ってしまいますが…。

今日は、休日出勤でした。仕事が貯まっているので、仕方ありませんね。少し温かくなってきましたかね。同時に花粉の飛来を感じるのでありました。
(ARCHIV 477 8735 2010年 輸入盤)

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