しかし北○○、どうなるんですかねえ。まあ、まともに考えてICBMや核を持ったとしても、それを使うことは尋常ならありえないですよねえ。この国にとってみれば、それらを持ってないと、攻撃されるかもしれない。つまり、国の防衛のためにこれらを持つんですよね。とすれば、まあやりたいようにやらせたらどうでしょう。いくら経済制裁をしても、核などを放棄するなんて考えられませよね。ミサイルも、日本に被害を与えるなどの「失敗」はあり得ないと思いますが、うーん、楽観しすぎでしょうかねえ。
さてさて、今回は前々回にとりあげた「Isaac Stern plays Mozart」からです。前回はヴァイオリン協奏曲でしたが、今回はセレナード第7番二長調K.250「ハフナー」であります。これはこの4枚組BOXの4枚目。演奏は、指揮がジャン=ピエール・ランパル指揮フランツ・リスト管弦楽団で、スターンがソロヴァイオリンを担当ということです。1994年4月13~15日、ブダペストのイタリア協会での録音であります。
これまでこの演奏、その存在すら知りませんでした。なんかおまけのようでした。加えて、あのランパルが指揮?とついつい思ってしまいました。もっともランパルの指揮はけっこうあるんでしょうね。フランツ・リスト管は以前にヴィヴァルディのオーボエ協奏曲で取り上げました。スターンとランパルとは、例えばモーツァルトのフルート四重奏曲でも協演しています。仲良しだったんでしょうね。
この曲、今夏が3度目。以前はヴァントとミュンヒンガーの演奏でした。これまであまり好きではなかったのです。しかし今回、この演奏を聴いたことがきっかけでしょうか、ひどくお気に入りになってしまいました。この演奏の魅力は、やはりスターンのヴァイオリンでしょうね。このセレナードは、特に第2・3・4楽章は、ヴァイオリン協奏曲的なので、特にスターンの独奏はしっかりいいです。というより、この曲でこれほどのヴァイオリンを聴いたことはなか、と思ってしまう。ほとんどの演奏は、コンマスが担当しているのでしょうが、やはりここはスターンの輝かしく、安定して、惚れ惚れするヴァイオリンが実に素晴らしい。さすがのスターンでありました。そして、ランパルの指揮も、軽快で生き生きとした生気あふれる演奏であり、加えて弦の清新な響きもほんとうに好ましいのであります。ホッグウッドの演奏では、第1・5・6・7・8楽章で交響曲として演奏しています。そんなことから、前半の協奏曲、後半は交響曲として、二度楽しめる曲ですから、後半でもランパルと曲作りは充実しているのであります。
まず行進曲、冒頭から威勢のいい弦が聴かれ、それは第1楽章でも継続されていき、心地よい響きであります。元気一杯で当時20才くらいのモーツァルトの若さがよく現れております。第2楽章アンダンテ、しっとりとした弦の中から、優しげなスターンのヴァイオリンが浮かび上がってくる。艶やかで控え目ながら、唯一無二の響きが美しく鳴り響きます。オケもそれに呼応し、締まってスキの無い伴奏を展開。第3楽章ト短調のメヌエット。一転して痛切な味わいで弦が響く。中間部ではスターンの控え目だが、心に染み込む響きが実にいい。第4楽章ロンド。軽快な弦が疾走する。とは言え、しっとりとした味わいを湛えるこの弦はいいですねえ。そして、交響曲へ。第5楽章二つ目のメヌエット。メヌエット好きにはうれしい。中間部の陰影がいい。第6楽章アンダンテ。この楽章が一番であります。美しさとモーツァルトにしか書けないような音楽であり、それをしっとりとした響きで存分に味わえるのあります。ここは実にいい。そして第7楽章三つ目のメヌエット。久々に木管などが聴けますね。終楽章。曲を締めくくるに相応しい内容で、最後まで元気のよい弦楽器が頑張っており、爽快な気持ちで曲が駆け抜けていきます。最後まで、満足感でいっぱいでありました。
8月の末から、けっこう涼しくなりましたね。残暑が厳しいと、しんどいので、これはこれで実に有り難いのでありました。
(SONY 88765429342 2017年 輸入盤)
さてさて、今回は前々回にとりあげた「Isaac Stern plays Mozart」からです。前回はヴァイオリン協奏曲でしたが、今回はセレナード第7番二長調K.250「ハフナー」であります。これはこの4枚組BOXの4枚目。演奏は、指揮がジャン=ピエール・ランパル指揮フランツ・リスト管弦楽団で、スターンがソロヴァイオリンを担当ということです。1994年4月13~15日、ブダペストのイタリア協会での録音であります。
これまでこの演奏、その存在すら知りませんでした。なんかおまけのようでした。加えて、あのランパルが指揮?とついつい思ってしまいました。もっともランパルの指揮はけっこうあるんでしょうね。フランツ・リスト管は以前にヴィヴァルディのオーボエ協奏曲で取り上げました。スターンとランパルとは、例えばモーツァルトのフルート四重奏曲でも協演しています。仲良しだったんでしょうね。
この曲、今夏が3度目。以前はヴァントとミュンヒンガーの演奏でした。これまであまり好きではなかったのです。しかし今回、この演奏を聴いたことがきっかけでしょうか、ひどくお気に入りになってしまいました。この演奏の魅力は、やはりスターンのヴァイオリンでしょうね。このセレナードは、特に第2・3・4楽章は、ヴァイオリン協奏曲的なので、特にスターンの独奏はしっかりいいです。というより、この曲でこれほどのヴァイオリンを聴いたことはなか、と思ってしまう。ほとんどの演奏は、コンマスが担当しているのでしょうが、やはりここはスターンの輝かしく、安定して、惚れ惚れするヴァイオリンが実に素晴らしい。さすがのスターンでありました。そして、ランパルの指揮も、軽快で生き生きとした生気あふれる演奏であり、加えて弦の清新な響きもほんとうに好ましいのであります。ホッグウッドの演奏では、第1・5・6・7・8楽章で交響曲として演奏しています。そんなことから、前半の協奏曲、後半は交響曲として、二度楽しめる曲ですから、後半でもランパルと曲作りは充実しているのであります。
まず行進曲、冒頭から威勢のいい弦が聴かれ、それは第1楽章でも継続されていき、心地よい響きであります。元気一杯で当時20才くらいのモーツァルトの若さがよく現れております。第2楽章アンダンテ、しっとりとした弦の中から、優しげなスターンのヴァイオリンが浮かび上がってくる。艶やかで控え目ながら、唯一無二の響きが美しく鳴り響きます。オケもそれに呼応し、締まってスキの無い伴奏を展開。第3楽章ト短調のメヌエット。一転して痛切な味わいで弦が響く。中間部ではスターンの控え目だが、心に染み込む響きが実にいい。第4楽章ロンド。軽快な弦が疾走する。とは言え、しっとりとした味わいを湛えるこの弦はいいですねえ。そして、交響曲へ。第5楽章二つ目のメヌエット。メヌエット好きにはうれしい。中間部の陰影がいい。第6楽章アンダンテ。この楽章が一番であります。美しさとモーツァルトにしか書けないような音楽であり、それをしっとりとした響きで存分に味わえるのあります。ここは実にいい。そして第7楽章三つ目のメヌエット。久々に木管などが聴けますね。終楽章。曲を締めくくるに相応しい内容で、最後まで元気のよい弦楽器が頑張っており、爽快な気持ちで曲が駆け抜けていきます。最後まで、満足感でいっぱいでありました。
8月の末から、けっこう涼しくなりましたね。残暑が厳しいと、しんどいので、これはこれで実に有り難いのでありました。
(SONY 88765429342 2017年 輸入盤)
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