ちょうど年末までの仕事の正念場をむかえました。今日も、残業。各部署から出た報告をまとめることをしています。こうやって下さいといった指示を、しっかりやってくれるひとは少なく、報告にもれがとくに今年はたくさんあって困っています。こちらの指示が悪いのかも…。だた、自分の報告にもミスがあったりして、いやはやであります。そんなこんなでフーフーゆうてます。来週がヤマ場。もうひと頑張りしなければなりませんね。これが終わるとクリスマスです。
さて、最近どうもベートーヴェンやモーツァルトが多い。今回もモーツァルト。しんどいときなどは、どうしても聴きたくなるのかもしれません。モーツァルト、オーボエ協奏曲ハ長調K.314であります。演奏は、ローター・コッホのオーボエ、ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮のBPO。1971年9月17~24日スイスのサンモリッツでの録音です。毎年、避暑をかねてカラヤンがここでBPOと録音をしていたそうです。この演奏は、モーツァルトのクラリネット、ファゴット、フルート、フルートとハープなどの木管による協奏曲と協奏交響曲などと一緒に発売されたもの。その昔、1972年と思うのですが、EMIからの3枚組BOXに納められていました。当時私は、おそらく7500円ほどしたこのLPをお年玉の小遣いで買いました。ちょうど、おまけにカラヤンのサイン入り指揮棒がついていました。それも当時の私にはたいそう嬉しかったのでした。サインといってもなんやら子どもの落書きのようなものを見て、それなりにうれしく喜んだ次第です。そして、現在はCD2枚組(協奏協奏曲は納められていない)で千円と少しで買えました。LPとでダブりになりますが、買ってしまいました。
モーツァルトは、いろいろな種類の楽器での協奏曲をかいています。この曲にどんな楽器を使おう、という閃きについてはならぶものがいませんね。このオーボエの協奏曲も絶品です。1777年にザルツブルクで作曲されたと推測されています。ザルツブルクのオーボエ奏者の依頼で作曲された。このオーボエ協奏曲も非常に聴きやすい曲です。この演奏、はっきりいってBPOのそれぞれの楽器の名人芸を楽しむ、といったものですね。このコッホに加えて、ジェームス・コールウェイ、カール・ライスターなどのソリストとしての腕前を堪能できますね。中でも、コッホのオーボエは素晴らしいです。オーボエの音色に艶があり、気品に満ちています。音が非常に分厚く引き締まってます。そして、非常に腰がすわっており、安定感は抜群です。技巧的にも申し分ないです。見事なオーボエです。これに対して、カラヤンなんですが、昔から思っていたのですが、どうも好きでありません。というのも、オケの立派なんですねえ。凝縮力がイマイチか。所によっては分散気味の気がします。それほどの規模ではないのでしょうが、もっと引き締まったオケの演奏の方が私はすきです。そんなところが気になり出すと、性分でしょうか。コッホのオーボエに対して、なんか邪魔、とまでは言いませんが、そんなこんなに思ってしまいますねえ。特に、オーボエが入ってくると、そんな傾向にあります。オケだけのところでは、たいそう立派な演奏なんですがねえ。
第1楽章、オケの演奏がひとしきり終わると、待ってましたのコッホ。いいですねえ、うっとりしてしまいます。これほど巧いオーボエは聴けるかなと。それに対してオケがたいそう立派なBPOが加わる。オーボエも負けてはいません。そしてカデンツァ。派手さよりも堅実さに惹かれます。これがオケの一員なんだから、BPOはすごいですね。第2楽章。出だしは、いかにもBPOのスケールの大きい演奏。しかし、コッホも負けてはいません。不動のオーボエ。美しい楽章。オーボエの良さも満喫できます。そして、第3楽章。第2楽章に続いてのオーボエの熱演。いかにもこれくらいは軽いモノだといわんばかりのオーボエです。いやー、いいですねえ。
このCD、いまでもLPで持っているのです。聴いてみたいと思うのですが、残念ながらアンプの調子が今いちで聴けません。このアンプ、阪神大震災のときにふっとんで以来、どうもいけません。
(EMI 5 75329 2 2002 輸入盤)
さて、最近どうもベートーヴェンやモーツァルトが多い。今回もモーツァルト。しんどいときなどは、どうしても聴きたくなるのかもしれません。モーツァルト、オーボエ協奏曲ハ長調K.314であります。演奏は、ローター・コッホのオーボエ、ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮のBPO。1971年9月17~24日スイスのサンモリッツでの録音です。毎年、避暑をかねてカラヤンがここでBPOと録音をしていたそうです。この演奏は、モーツァルトのクラリネット、ファゴット、フルート、フルートとハープなどの木管による協奏曲と協奏交響曲などと一緒に発売されたもの。その昔、1972年と思うのですが、EMIからの3枚組BOXに納められていました。当時私は、おそらく7500円ほどしたこのLPをお年玉の小遣いで買いました。ちょうど、おまけにカラヤンのサイン入り指揮棒がついていました。それも当時の私にはたいそう嬉しかったのでした。サインといってもなんやら子どもの落書きのようなものを見て、それなりにうれしく喜んだ次第です。そして、現在はCD2枚組(協奏協奏曲は納められていない)で千円と少しで買えました。LPとでダブりになりますが、買ってしまいました。
モーツァルトは、いろいろな種類の楽器での協奏曲をかいています。この曲にどんな楽器を使おう、という閃きについてはならぶものがいませんね。このオーボエの協奏曲も絶品です。1777年にザルツブルクで作曲されたと推測されています。ザルツブルクのオーボエ奏者の依頼で作曲された。このオーボエ協奏曲も非常に聴きやすい曲です。この演奏、はっきりいってBPOのそれぞれの楽器の名人芸を楽しむ、といったものですね。このコッホに加えて、ジェームス・コールウェイ、カール・ライスターなどのソリストとしての腕前を堪能できますね。中でも、コッホのオーボエは素晴らしいです。オーボエの音色に艶があり、気品に満ちています。音が非常に分厚く引き締まってます。そして、非常に腰がすわっており、安定感は抜群です。技巧的にも申し分ないです。見事なオーボエです。これに対して、カラヤンなんですが、昔から思っていたのですが、どうも好きでありません。というのも、オケの立派なんですねえ。凝縮力がイマイチか。所によっては分散気味の気がします。それほどの規模ではないのでしょうが、もっと引き締まったオケの演奏の方が私はすきです。そんなところが気になり出すと、性分でしょうか。コッホのオーボエに対して、なんか邪魔、とまでは言いませんが、そんなこんなに思ってしまいますねえ。特に、オーボエが入ってくると、そんな傾向にあります。オケだけのところでは、たいそう立派な演奏なんですがねえ。
第1楽章、オケの演奏がひとしきり終わると、待ってましたのコッホ。いいですねえ、うっとりしてしまいます。これほど巧いオーボエは聴けるかなと。それに対してオケがたいそう立派なBPOが加わる。オーボエも負けてはいません。そしてカデンツァ。派手さよりも堅実さに惹かれます。これがオケの一員なんだから、BPOはすごいですね。第2楽章。出だしは、いかにもBPOのスケールの大きい演奏。しかし、コッホも負けてはいません。不動のオーボエ。美しい楽章。オーボエの良さも満喫できます。そして、第3楽章。第2楽章に続いてのオーボエの熱演。いかにもこれくらいは軽いモノだといわんばかりのオーボエです。いやー、いいですねえ。
このCD、いまでもLPで持っているのです。聴いてみたいと思うのですが、残念ながらアンプの調子が今いちで聴けません。このアンプ、阪神大震災のときにふっとんで以来、どうもいけません。
(EMI 5 75329 2 2002 輸入盤)
このCDは、私もお気に入りで、昨年職場のクリスマス会のプレゼント交換の時、このCDを差し出しました。たまたま受け取った女性職員が音楽の好きな人で、大変気に入ってくれましたよ。佳いCDですよね。ソリストがうまいのなんのってね。