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もうすぐプロ野球も始まりますが、我が家のマンションは、大規模修繕工事がはじまります。ベランダにスカパーのアンテナがあるのですが、工事のため、5月末にはアンテナなどは取り外さないといけないとか。となるとスカパーは見れず、マリーンズの試合がみれません。ホームゲームは、BS12トゥエルビで見れるのですが、それ以外がねえ。DAZNに入ろうか、スカパーをネットで観ようか、思案しています。でも、いくつかの手段でパリーグの試合が見れるようになったことは、なんといい時代になったのでしょうか。ほんとにね。
それで、今回は久々にモーツァルトです。最近、ベートーヴェンの猛追にあって、エントリー回数トップを独走していたモーツァルト、危うくなっております。それで、昨年の10月以来で、約半年ぶりですね。なぜ取り上げなかったかというと、それはあまり聴いていなかったからですよね。でも、決して嫌いになったわけではありませんからご安心ください。
ということで、今回はモーツァルトの交響曲第41番ハ長調551『ジュピター』であります。もう名曲中の名曲。演奏は、ジョージ・セル指揮のクリーブランド響。1963年10月11.25日、クリーブランドのセヴェランスホールでの録音です。セルのモーツァルト交響曲の録音は、1947年4月22日の第39番、1955年11月18日の第40番と第41番、1960年1月8-10日の第35番、1960年3月11-12日の第39番、1967年8月25日の第40番、1962年10月26日の第33番、1965年10月5日の第28番、1963年10月11,25日の第41番がセッション録音。そしてライブでは、1957年のザルツブルク音楽祭でのBPOとの第29番と第40番、1958年のフランス国立放管との第33番、1959年の北ドイツ放響との第40番、1958年のACOとのザルツブルク音楽祭での第41番、そして1970年の来日公演の第40番などがあります。36番や38番の録音は残されていません。他にもあるかもしれませんねえ。ジュピターは、このセッション録音とライブが2種類が残されています。ライブ2つは未聴です。
セルの演奏は、もう没後半世紀がたちますが、相変わらずの高い評価なんですねえ。私も、以前は特にそんなにとは、思っていなかったのですが、繰り返し聴く中で、これはなかなかすごいな、と思うようになってきました。まずは、管弦楽のピュアーさ。これは聴き込むことで、益々感じて来ますね。加えて、それぞれの楽器が実にいい音色で聴かせてくれますね。もうこの純な響きでなければダメだとも思ってしまうほどです。また、演奏の表情がなかなかいい。これも最初はそっけないなとか即物的だ、と感じていたのですが、どうしてどうして。ピュアーな音色と相俟って、このオケのには最適と思うようになりました。そして、以前は冷たさを合わせて感じていましたが、この演奏がいいなあ、と思うようになると、セルの熱意であるとか、熱さがひしひしと感じられるようになったのでありました。うーん、いいと思うようになると、いろんなところでよさを感じるようになるんでしょうかねえ。
第1楽章、冒頭から生き生きとそして溌剌とした演奏に耳を奪われる。実に歯切れがよく、時には堂々とした威容すら感じます。第2楽章、さらりとした印象が強かったが、弦楽器や木管の美しさと贅肉を剃り落とした姿は、比類なきものであります。第3楽章メヌエット。軽快な動きが心地よい、ただヨーロッパのオケの典雅さなどは少ない。しかし、十二分な潤いも感じられ、スキがない美しさがいい。そして、第4楽章、重厚さに若干欠けるところもあるが、モーツァルトらしいスケールの大きさが終楽章に相応しい。フーガも明瞭。明るく、少しの暗さも感じず、それもモーツァルトらしさがよく現れていますね。
しかし、マリーンズ、あまりよろしくないですね。やはり貧打。オープン戦とはいえ、光るものがないですね。これでは、あまり期待できません。とはいえ、所詮はオープン戦であります。
(SONY SICC1727/8 2014年)
それで、今回は久々にモーツァルトです。最近、ベートーヴェンの猛追にあって、エントリー回数トップを独走していたモーツァルト、危うくなっております。それで、昨年の10月以来で、約半年ぶりですね。なぜ取り上げなかったかというと、それはあまり聴いていなかったからですよね。でも、決して嫌いになったわけではありませんからご安心ください。
ということで、今回はモーツァルトの交響曲第41番ハ長調551『ジュピター』であります。もう名曲中の名曲。演奏は、ジョージ・セル指揮のクリーブランド響。1963年10月11.25日、クリーブランドのセヴェランスホールでの録音です。セルのモーツァルト交響曲の録音は、1947年4月22日の第39番、1955年11月18日の第40番と第41番、1960年1月8-10日の第35番、1960年3月11-12日の第39番、1967年8月25日の第40番、1962年10月26日の第33番、1965年10月5日の第28番、1963年10月11,25日の第41番がセッション録音。そしてライブでは、1957年のザルツブルク音楽祭でのBPOとの第29番と第40番、1958年のフランス国立放管との第33番、1959年の北ドイツ放響との第40番、1958年のACOとのザルツブルク音楽祭での第41番、そして1970年の来日公演の第40番などがあります。36番や38番の録音は残されていません。他にもあるかもしれませんねえ。ジュピターは、このセッション録音とライブが2種類が残されています。ライブ2つは未聴です。
セルの演奏は、もう没後半世紀がたちますが、相変わらずの高い評価なんですねえ。私も、以前は特にそんなにとは、思っていなかったのですが、繰り返し聴く中で、これはなかなかすごいな、と思うようになってきました。まずは、管弦楽のピュアーさ。これは聴き込むことで、益々感じて来ますね。加えて、それぞれの楽器が実にいい音色で聴かせてくれますね。もうこの純な響きでなければダメだとも思ってしまうほどです。また、演奏の表情がなかなかいい。これも最初はそっけないなとか即物的だ、と感じていたのですが、どうしてどうして。ピュアーな音色と相俟って、このオケのには最適と思うようになりました。そして、以前は冷たさを合わせて感じていましたが、この演奏がいいなあ、と思うようになると、セルの熱意であるとか、熱さがひしひしと感じられるようになったのでありました。うーん、いいと思うようになると、いろんなところでよさを感じるようになるんでしょうかねえ。
第1楽章、冒頭から生き生きとそして溌剌とした演奏に耳を奪われる。実に歯切れがよく、時には堂々とした威容すら感じます。第2楽章、さらりとした印象が強かったが、弦楽器や木管の美しさと贅肉を剃り落とした姿は、比類なきものであります。第3楽章メヌエット。軽快な動きが心地よい、ただヨーロッパのオケの典雅さなどは少ない。しかし、十二分な潤いも感じられ、スキがない美しさがいい。そして、第4楽章、重厚さに若干欠けるところもあるが、モーツァルトらしいスケールの大きさが終楽章に相応しい。フーガも明瞭。明るく、少しの暗さも感じず、それもモーツァルトらしさがよく現れていますね。
しかし、マリーンズ、あまりよろしくないですね。やはり貧打。オープン戦とはいえ、光るものがないですね。これでは、あまり期待できません。とはいえ、所詮はオープン戦であります。
(SONY SICC1727/8 2014年)