寒波がやってきました。12月に入ったかと思えば、この寒さ。先週は寒かったです。今年の冬は寒いのでしょうか。週末にいつもはバーボンを飲んでいますが、この時期からは寒いので、芋焼酎の湯割りになりました。最近は野球では、バファローズが元気ですねえ。FAで小谷野を獲り、ブランコとバリントン、それに中島と、まあ大した補強をしました。ホークスも松坂を獲り、パリーグは、この二強時代になるのでしょうか。うーん、マリーンズも補強してくれよ~。
という寒さの中で、先週は久々に『ローエングリン』をよく聴いていました。このオペラはいいですねえ。その合間にモーツァルトを聴いたら、この違いになんとも感動しました。ワーグナーが実にドロドロしているのに、モーツァルトの響きは、天上や天使の美しさがあふれていますねえ。でも、久々にワーグナーをなぜか年末になると聴き込むようで、CDも新たに買いました。それらはまた別の機会に述べたいと思います。
それで、モーツアルトですが、聴いた曲はクラリネット五重奏曲。10月に三宮の中古やさんで400円で買ったCD。クラリネット五重奏曲とセレナード第13番。演奏がウィーン室内合奏団とアルフレード・プリンツでした。後者が欲しくて買いました。そして、このふたつの曲はいいなあ、と思いながら聴いておりました。それで、このクラリネット五重奏曲を、と思ったのです。しかししかし、そう思いながらふと、この演奏は以前に取り上げたよなあ、でした。そうなんです。五年ほど前の2008年8月6日でありました。ただCDが以前に買ったものだったので…。いやはやでありました。
というわけで、このクラリネット五重奏曲は急遽やめまして、後半のセレナード第13番であります。ト長調K.525『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』。ウィーン室内合奏団の演奏。ゲアハルト・ヘッツェル(vn)、クラウス・メッツル(vn)、ルドルフ・シュトレング(va)、アーダルベルト・スコチッチ(vc)、ブルクハルト・クロイトラー(cb)。1979年9月23~25日、ウィーンのポリヒムニア・スタジオでの録音です。
この曲を弦楽四重奏+cbでの演奏は、三年ほど前にザロモンSQのものを取り上げたことがあります。古楽器の鋭角的な演奏でした。それに対して、このウィーン室内合奏団の5名による演奏。5人がVPOのメンバーというところが最大の特徴ですね。優しい音色の弦楽器がウィーン情緒たっぷりに演奏するのでありました。弦楽器によって演奏される曲ですから、弦楽器しかないのですが、この演奏は弦が実にいいのでありました。ウィーン室内合奏団のモーツアルトの室内楽、数枚のCDが残されていますが、どれもこれらの演奏の理想的なものであります。その中で、最大の魅力はヘッツェルのヴァイオリンですね。その音色には優しさがたっぷり。それに鮮明な美しさも兼ね備えている。彼が逝去されてもう20年以上になりますが、その早逝は残念でなりませんね。
第1楽章、少々勢いがいいのに拍子抜けしたが、5本の弦の調和が実にいい。その楽器も平均した音色で存分に活躍した様がよく聴かれる。インテンポで格調高く進んでいくところは、如何にも堂に入っているな、と痛感する。第2楽章、柔らかい弦が優しい旋律を歌い上げる。低音の存在が安定感を呼ぶと同時に、全体が美しい旋律で満たされる。第3楽章メヌエット、なぜが中間部の音量が小さくなっている。でみ、流れるような鮮やかな弦はいいす。そして、第4楽章、可憐なメロディを奏でる中での安定感が心地よく、それが演奏全体の座りもよくし、5本の弦の響きも,極めて心地よいのでありました。
しかし、クラリネット五重奏曲も、以前に指摘したとおり、いいですねえ。今週も寒いのでしょうか。
(DENON COCO-70672 2004年 CREST100)
という寒さの中で、先週は久々に『ローエングリン』をよく聴いていました。このオペラはいいですねえ。その合間にモーツァルトを聴いたら、この違いになんとも感動しました。ワーグナーが実にドロドロしているのに、モーツァルトの響きは、天上や天使の美しさがあふれていますねえ。でも、久々にワーグナーをなぜか年末になると聴き込むようで、CDも新たに買いました。それらはまた別の機会に述べたいと思います。
それで、モーツアルトですが、聴いた曲はクラリネット五重奏曲。10月に三宮の中古やさんで400円で買ったCD。クラリネット五重奏曲とセレナード第13番。演奏がウィーン室内合奏団とアルフレード・プリンツでした。後者が欲しくて買いました。そして、このふたつの曲はいいなあ、と思いながら聴いておりました。それで、このクラリネット五重奏曲を、と思ったのです。しかししかし、そう思いながらふと、この演奏は以前に取り上げたよなあ、でした。そうなんです。五年ほど前の2008年8月6日でありました。ただCDが以前に買ったものだったので…。いやはやでありました。
というわけで、このクラリネット五重奏曲は急遽やめまして、後半のセレナード第13番であります。ト長調K.525『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』。ウィーン室内合奏団の演奏。ゲアハルト・ヘッツェル(vn)、クラウス・メッツル(vn)、ルドルフ・シュトレング(va)、アーダルベルト・スコチッチ(vc)、ブルクハルト・クロイトラー(cb)。1979年9月23~25日、ウィーンのポリヒムニア・スタジオでの録音です。
この曲を弦楽四重奏+cbでの演奏は、三年ほど前にザロモンSQのものを取り上げたことがあります。古楽器の鋭角的な演奏でした。それに対して、このウィーン室内合奏団の5名による演奏。5人がVPOのメンバーというところが最大の特徴ですね。優しい音色の弦楽器がウィーン情緒たっぷりに演奏するのでありました。弦楽器によって演奏される曲ですから、弦楽器しかないのですが、この演奏は弦が実にいいのでありました。ウィーン室内合奏団のモーツアルトの室内楽、数枚のCDが残されていますが、どれもこれらの演奏の理想的なものであります。その中で、最大の魅力はヘッツェルのヴァイオリンですね。その音色には優しさがたっぷり。それに鮮明な美しさも兼ね備えている。彼が逝去されてもう20年以上になりますが、その早逝は残念でなりませんね。
第1楽章、少々勢いがいいのに拍子抜けしたが、5本の弦の調和が実にいい。その楽器も平均した音色で存分に活躍した様がよく聴かれる。インテンポで格調高く進んでいくところは、如何にも堂に入っているな、と痛感する。第2楽章、柔らかい弦が優しい旋律を歌い上げる。低音の存在が安定感を呼ぶと同時に、全体が美しい旋律で満たされる。第3楽章メヌエット、なぜが中間部の音量が小さくなっている。でみ、流れるような鮮やかな弦はいいす。そして、第4楽章、可憐なメロディを奏でる中での安定感が心地よく、それが演奏全体の座りもよくし、5本の弦の響きも,極めて心地よいのでありました。
しかし、クラリネット五重奏曲も、以前に指摘したとおり、いいですねえ。今週も寒いのでしょうか。
(DENON COCO-70672 2004年 CREST100)
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