こんなCDを買った!聴いた!

最近購入した、または聴いたCDについて語ります。クラシック中心です。

一年の振り返りと、ロ短調ミサ

2017年12月31日 10時53分46秒 | バッハ
29日からの6連休中です。ぐだぐだとした毎日。ふと長年講読している朝日新聞を見ていると、誤植訂正がありました。「トランプ氏がイスラエルをエルサレムの首都宣言」は「エルサレムをイスラエルの首都宣言」の誤り、ということ。新聞でもこんな間違いがあるんですね。意図的?。そんなことはないですね。トランプ氏絡みの記事をもうひとつ。「不幸なのは『小さなロケットマン』などと徴発し返すような人物が、米国大統領だということだ」。これは痛烈ですねえ。でも、今だに「トランプ米大統領」ではなく「米大統領のトランプ氏」との表記もあったり…。「君たち、何があっても戦争だけはしてはいけない」(故宮沢喜一首相)とトランプ大統領が部下に言って欲しい年の暮れでございました。

ということで、大晦日であります。例年の如く、一年の振り返りであります。今年のエントリーは、これを入れて50件。ちょうど、一週間に一度の割合になります。まあ、自分としてもこんなもんかなと思います。ブログ開設から12年。4372日。投稿も848件。我ながらよく続くものだと思っています。ここまで来るとやめる勇気が必要になってきますね。簡単に今年をまとめると、以下のようになります。
モーツァルト  12=①3 ②1 ③5 ⑦1
ベートーヴェン  8=①6 ④
プッチーニ    5=⑦5
ブラームス    4=①2 ③1 ④1
ブルックナー    3=①3
シューベルト   2=④1 ⑤1
チャイコフスキー 2=①2
JSバッハ     1=⑤1
ヘンデル     1=④1
ヴィヴァルディ 1=③1
シューマン    1=④1
ショパン     1=⑤1
マーラー     1=⑥1
ブルッフ     1=③1
フランク     1=④1
その他作曲家   1=⑦1
以外の音楽    1
その他      3
 ①交響曲16 ②管弦楽曲1 ③協奏曲8 ④室内楽曲9
 ⑤器楽曲2 ⑥歌曲宗教2 ⑦歌劇7
まあ、相変わらずモーツァルトとベートヴェンはいわゆる2強ですね。モーツァルトは協奏曲、特にピアノ協奏曲、ベートーヴェンは交響曲が多いです。前者は、内田さんが2とアンスネス、リリー・クラウス。後者は、カイルベルト、マタチッチ、ティーレマン、ブロムシュテットなどでした。あまりの傾向はないですかね。そして、それに次ぐプッチーニは今年の特徴。通勤の往復でちょうどプッチーニの歌劇が聴けるということで、トゥーランドット、トスカ、蝶々夫人を取り上げました。それに続くブラームス、ブルックナーは例年どおりです。ブルックナーは、スクロヴァチェフスキ、ティーレマン、ヤンソンス。その他は、ブルッフやフランクが珍しいくらいですね。曲種では、交響曲は例年どおりですが、室内楽が多かったことは特徴かもしれないです。

今年も、たくさんのCDを買いました。CDで音楽を聴くということは世間の趨勢ではなくなりつつあっても、今の状態で同じように聴ける術を持っていないのです。CDにはCDのよさ、これは我々の世代しか認識できないものであっても、があるのですね。といっても、我が書斎も日々増殖する書籍とCDでもうどうにもならない状態。やはり、これからのことも考えざるを得ません。と、まあここ5年ほどは毎年こんなことを言っていますから、始末が悪い。

年末に、JSバッハのCDを買いました(これだけを買ったように聞こえますが、他にもそれなりに買っています)。これまで苦手であったロ短調ミサ。たまたま中古やさんで、小澤征爾さんと鈴木雅明さんのふたつ。マタイやヨハネやクリスマス・オラトリオは好きなんですが、この曲は、どうも苦手。「歌詞を比較すると、『ロ短調ミサ』は『マタイ』の数分の1しかない」。冒頭のキリエでは「Kyrie eleison」(主よ、憐れんで下さい)と「Christe eleison」(キリストよ、憐れんで下さい」だけで約20分。音楽とは関係ないのですが、ここんところが苦手の理由。しかし、私の元同僚は真逆のことを言います。マタイは苦手だがロ短調ミサは大好き。歌詞に内容がない(ないわけではないのですが)からだ、ということ。まあ、人それぞれですねえ。

それはそれとして、小澤さんの演奏をよく聴いています。これは、2000年のサイトウ・キネン・フェスティバルでとりあげられ、その公演と前後して録音されたもの。2000年8月29日~9月4日に長野県松本文化会館での録音です。小澤征爾指揮サイトウ・キネン・オーケストラ。この演奏でそんな「アレルギー」も徐々に解消されそう。この演奏は、非常に美しい。それほど宗教心が感じられない(と言ったら怒られそうですが)ところもいいのかもしれません。来年はこんな「アレルギー」をなくしていかなければならないな、と思っています。でも、この演奏では、まずサイトウ・キネンO。このオケは何時聴いても素晴らしい演奏。特に、小人数40人弱の編成で、そのよさが凝縮されるようです。そしてバーバラ・ボニーとアンゲリカ・キルヒシュラーガーの女性陣も至極立派。加えて合唱。東京オペラシンガーズは、本当にいいですね。この曲の合唱は重要ですので、ここでも大満足でありました。

さて、これから正月の買いものに行こうと思います。毎年息子と明石魚の棚に行きます。それほどここでは、何も買わないのですが…。そんなこんなで今年は、いろいろとお世話になりました。来年もよろしくお願いします。

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