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GW明けで昨日も営業日で、なかなかしんどい一週間でありました。金曜日に9連勝がならなかったマリーンズ。今日も後半、楽天にいじめられてほんとに苦しいゲームでした。最後今江が決めてくれ逆転サヨナラの勝利。よかったです。ルーキーの加藤が初打席初球HR!これも見事でした。外野の争いにまた一人加わりましたね。角中・岡田・清田・伊志嶺・荻野貴、そして加藤と、まあ大変ですねえ。そして、今週からは交流戦ですねえ。
ということで、今回もシューベルト。ピアノ三重奏曲第2番変ホ長調D.922であります。シューベルト晩年の1827年の年末に作曲され、翌年の逝去の年の3月26日に初演され大きな成功をおさめたそうです。全曲約50分という大三重奏ですが、もしかすると、ピアノ・トリオ最大の曲かも…。シューベルトらしい魅力に富んだ曲であります。しかし、シューベルトの最晩年の数ある大作は、どれも素晴らしいですねえ。これだけの曲を短期間に書けたものと思います。
実は、GWに奈良に行きました。桜井の安倍文殊院と聖林寺、長岳寺などを回りました。安倍文殊院には快慶作の渡海文殊菩薩像、聖林寺には奈良時代の十一面観音像を見ました。しかし、渡海文殊菩薩は立派ですよね。この勇壮なお姿を拝したときに、このピアノ三重奏の第2楽章の二つ目の堂々とした主題が頭の中に流れてきました。小林秀雄のようですが、それは単に、その直前に車の中で聴いていたから、ということだけでありました(笑)。
さて、この三重奏曲の演奏ですが、ウラデミール・アシュケナージ、ピンカス・ズッカーマンとリン・ハレルの三人によるものです。1996年11月の録音。一騎当千の三人による演奏。三人が非常に伸びやかに、また大胆に、そして明快に室内楽を展開してくれています。しかし、この曲は4楽章にそれぞれシューベルトらしい魅力的なメロディが散りばめられており、それに三人のはじけるような演奏で、退屈しない、50分であります。ソリストとして活躍する三人ですが、その独立した存在であることが、演奏の活発でスケールの大きな演奏につながっているのでしょう。
まず、第1楽章アレグロ。ユニゾンでの力強い主題で始まります。非常に三つの楽器の演奏の広がりがいいところがまず感じられます。三人の極めて大胆で活気のある音作りが好感が持てますねえ。アシュケナージのピアノは、くっきりとした音色でスケールの大きなところがいいな、と思っていると、それに対抗するかのようなズッカーマンのヴァイオリンも鮮烈であります。第2楽章、アンダンテ・コン・モート。一番好きな楽章です。チェロの孤独感に満ちた主題が心に染み込みます。これはシューベルトの本領発揮ですね。ピアノに受け継がれます。続いてヴァイオリンで先に述べた主題が登場。このふたつの旋律が中心に展開をしていくが、全体的に曲の美しさが満点。美しい表情が痛切な表情からそれを克服するような展開が心地よいです。ここでも大作りな演奏で迫力も十分です。そして第3楽章スケルツオ。一転して軽快な展開。三つの楽器の端正で美しい音色には、まったく大満足。リズミカルなトリオでも、室内楽的な愉悦感を感じます。第4楽章アレグロ・コンモート。ここでも明快で活発な音楽です。ピアノ・ヴァイオリンは絶好調。チェロも負けてはいません。終楽章に相応しい迫力とスケールで迫ってきます。第2楽章の主題も聴かれます。
しかし、奈良のお寺はさすがに大和国。播磨や吉備のものとは、まったく違いますねえ。やはり都の伝統は、他の地域を追随を許さないものがありますね。また、奈良に行こうと思います。
(DECCA 455 685-2 1997年 輸入盤)
ということで、今回もシューベルト。ピアノ三重奏曲第2番変ホ長調D.922であります。シューベルト晩年の1827年の年末に作曲され、翌年の逝去の年の3月26日に初演され大きな成功をおさめたそうです。全曲約50分という大三重奏ですが、もしかすると、ピアノ・トリオ最大の曲かも…。シューベルトらしい魅力に富んだ曲であります。しかし、シューベルトの最晩年の数ある大作は、どれも素晴らしいですねえ。これだけの曲を短期間に書けたものと思います。
実は、GWに奈良に行きました。桜井の安倍文殊院と聖林寺、長岳寺などを回りました。安倍文殊院には快慶作の渡海文殊菩薩像、聖林寺には奈良時代の十一面観音像を見ました。しかし、渡海文殊菩薩は立派ですよね。この勇壮なお姿を拝したときに、このピアノ三重奏の第2楽章の二つ目の堂々とした主題が頭の中に流れてきました。小林秀雄のようですが、それは単に、その直前に車の中で聴いていたから、ということだけでありました(笑)。
さて、この三重奏曲の演奏ですが、ウラデミール・アシュケナージ、ピンカス・ズッカーマンとリン・ハレルの三人によるものです。1996年11月の録音。一騎当千の三人による演奏。三人が非常に伸びやかに、また大胆に、そして明快に室内楽を展開してくれています。しかし、この曲は4楽章にそれぞれシューベルトらしい魅力的なメロディが散りばめられており、それに三人のはじけるような演奏で、退屈しない、50分であります。ソリストとして活躍する三人ですが、その独立した存在であることが、演奏の活発でスケールの大きな演奏につながっているのでしょう。
まず、第1楽章アレグロ。ユニゾンでの力強い主題で始まります。非常に三つの楽器の演奏の広がりがいいところがまず感じられます。三人の極めて大胆で活気のある音作りが好感が持てますねえ。アシュケナージのピアノは、くっきりとした音色でスケールの大きなところがいいな、と思っていると、それに対抗するかのようなズッカーマンのヴァイオリンも鮮烈であります。第2楽章、アンダンテ・コン・モート。一番好きな楽章です。チェロの孤独感に満ちた主題が心に染み込みます。これはシューベルトの本領発揮ですね。ピアノに受け継がれます。続いてヴァイオリンで先に述べた主題が登場。このふたつの旋律が中心に展開をしていくが、全体的に曲の美しさが満点。美しい表情が痛切な表情からそれを克服するような展開が心地よいです。ここでも大作りな演奏で迫力も十分です。そして第3楽章スケルツオ。一転して軽快な展開。三つの楽器の端正で美しい音色には、まったく大満足。リズミカルなトリオでも、室内楽的な愉悦感を感じます。第4楽章アレグロ・コンモート。ここでも明快で活発な音楽です。ピアノ・ヴァイオリンは絶好調。チェロも負けてはいません。終楽章に相応しい迫力とスケールで迫ってきます。第2楽章の主題も聴かれます。
しかし、奈良のお寺はさすがに大和国。播磨や吉備のものとは、まったく違いますねえ。やはり都の伝統は、他の地域を追随を許さないものがありますね。また、奈良に行こうと思います。
(DECCA 455 685-2 1997年 輸入盤)
第2番は、特に第2楽章と第3楽章がお気に入りです。少し淋しい音楽ですけれど。
佳い音楽の紹介、いつもありがとうございます。
音楽は 昔から 療法かなぁ?
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文殊菩薩 で 検索中です。
ある本 で 文殊菩薩の絵を 観ました。
宗教は いろんな 意味があるんですね。
宗教研究会(名前検討中