みみサポみやぎ つぶやきブログ

宮城県聴覚障害者情報センター(愛称:みみサポみやぎ)のスタッフが毎日交代であれこれとつぶやくブログです。

松島サロン「観瀾亭について」♪

2017年02月15日 15時01分38秒 | 日記
先月1/26東松島サロンを
県視覚障害者情報センターと合同開催したのと同様に
松島サロンも合同開催しました。
今回は、
視覚障害者、聴覚障害者、盲ろう者が
参加していただきました。

打合せでは、
講師をはじめ松島町の職員、県視覚障害者情報センター職員、
情報保障者といつもより多くて緊張しちゃいました。
「視覚障害者に対してパワーポイントに写す写真はどのようにお話されますか?」
など確認しあいました。

そして講話「観瀾亭について」を
松島町学芸員の本木さんから話をいただきました。
観瀾亭とは
伊達政宗が豊臣秀吉から譲りうけて
伏見から江戸に移した後に
2代藩主伊達忠宗が現在の場所に移したそうで、
宿泊施設であり、客人をもてなす迎賓館でも
ありました。
昭和30年に伊達家から松島町に寄贈され、
昭和40年に敷地内に松島博物館が完成。
その博物館内の展示品の写真が
パワーポイントに写った時に
展示品の内容をイメージが浮かぶような
お話をしていただけました。


後方には、
視覚障害者のための福祉用品等の展示も行いました。
盲導犬もです!
その体験に私も興味津々でした。
その中の一部で
振動だけで「今何時?」がわかる機器にビックリ!
これなら私でも光がない所にいた場合を考えると
使えるなぁと思いました。


交流サロンでは、
県視覚障害者情報センター職員さんに進行をしていただきました。
「観光に対してどういう配慮がほしい?」
視覚障害者からは
「触って感じたいのに、触れないのが辛い。レプリカを作るなど工夫をして頂きたい。」
「点字ガイドブックを作ったらいい」
聴覚障害者からは、
「音声ガイドだけでなく手話モニターガイドを付けたらいい」
盲ろう者からは
「他県の盲ろう者が観光に来た時に、通訳介助員付ガイドを頼めますか?」
県視覚障害者情報センター所長から
「これまでの経験から、マンパワー不足を感じる。外国向けのガイドがいるのに
障害者向けのガイドはあまりいない。養成講座など開いて、人を育てるといい。
視覚障害・聴覚障害いろいろな人がいる。もっと意見を出していかないと
動いてくれないと思う。」
など意見交換ができました。
観光地でもある松島町に期待したいですね。

他に
「もし、視覚障害者と聴覚障害者が二人きりになった時の
コミュニケーションはどのようにしたら?手のひらで文字を書く?」
と話題提供したところ、
「UDトーク(音声→文字化)があるそうだが視覚障害者としては
ただしく文字化できるか見えないから確認ができないですね。」
「今の技術で視覚障害者でもメールができる方法があるよ。」
など意見交換がとても刺激的でした。

中村
コメント
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