皆様、こんにちわ。
今回も、グループホームエクボから発信させて頂きます。
突然ですが、今回はグループホームとは何か?その存在意義とは?を改めて考えてみました。
グループホームとは、Wikipediaによれば、「高齢者 、 障害者 、親と同居不可能な子供などの生活に困窮する人が、
小人数で支援を受けながら一般住宅で生活する、社会的 介護 、 養護 の一形態である。」とされています。
その一番の特徴と言えば、「小規模で家庭的な雰囲気」ということが挙げられます。
グループホームといっても色々な住居形態があり、一般的な住宅で共同生活を送る住まいから、施設のような作りのもの、
私達が行っている、個室型の民間・公営アパートを使用したものまで様々です。
いずれにしても「家庭的な雰囲気」というのがキーワードであることに間違いはないでしょう。
昨年(新型コロナウィルス感染拡大前)にある研修会に参加した際、「グループホームの役割と可能性」という発表で、
ある演者が「グループホームで感じる安らぎとはなんだろう」というテーマについて話されていた中で、印象的だった言葉を紹介します。
・「グループホームで生活することで、家族的関係=共感的関係が生まれる」
・「他者との相互関係をつくるためには、家族関係が基盤になるが、家族から離れた時には、家族的関係つまりは家族のようで
家族ではない他者との関係がそれを補う」
・「家族関係が最も重要な共同性と考えられるが、人は人生の中でいずれ家族と離れなければならない宿命がある。
それぞれの人生の現実の先には、その人らしい『家族をつくる』という、人間として当たり前のニーズがあることを考え、
グループホームもそのニーズと向き合わなければならない」
これらの言葉を要約すれば、「グループホームには家族的機能の補完的な役割を担える可能性と、担わなければならない役割がある」と、
私は解釈しました。
利用者⇔利用者、利用者⇔職員の相互関係の中で生まれる家族的機能の補完的な関係性が、グループホーム(居住支援)の最大の強みであり、
グループホームの存在意義なのだろうと思うのです。
グループホームだからこそできること、グループホームだからこそやらなければならないことがあります。
今後も、この強みを活かせるような取り組みをしていかなければならないと、思いをはせる今日この頃です。