こんにちは。
段々と秋らしくなってきました。
木々を見ると、少しずつ赤く色づいてきていますね。
今回は院内グループ「華麗すすき会」の紹介です。
「昭和枯れすすき」って聞いたことがありますよね・・・。
それと関係があるようなないような・・・。
現在の当院の患者さんの高齢化が顕著なことから、昨年(23年)の9月より、
「回想法をツールとしたおしゃべり会」の立ち上げを行いました。
概要として、1クール全8~9回程度、毎週金曜日15:00~16:00の
1時間で行っています。
前半30分程度はテーマに沿ったお話をし、後半30分はお茶を飲みながら
クールダウンしていく、という形をとっています。
テーマの内容としては、初回の自己紹介から始まり、「子供の頃の遊び、
思い出」や、そのシーズンの「季節」について、「入院生活」など、
過去の思い出話から現在の楽しみ、未来の展望など、です。
その都度、患者さんにどのようなテーマが良いか伺いながら、
スタッフは毎週頭を悩ませ、テーマ設定をしています。
「担当者の一人でーす。(ちょい緊張気味?)」
第1クールは
①認知症予防
②発話出来なくなることへの防止
以上の2つを目的とし主に高齢者の方へ対象者を絞りましたが、
病状等から回想法の効果を図りにくい事と、参加人数に対して
スタッフ数が少なく、スムーズに会を進行出来ないところが
ありました
それで反省点を踏まえて、第2クール、第3クールでは、
①回想法はあくまでツールとし、お話する場の提供
②「聞く、話す」を身につける事
以上の2つを目的とし、会を進めていきました。
また、第3クールでは、越谷市内をドライブしたり、
七夕前日には、短冊に願い事を書いて笹に飾ったりもしました。
外出では、普段病棟にいる時よりも生き生きとした
皆さんの表情を見ることが出来ました!!
(大切にしていること)
患者さん一人一人の大切な昔の思い出を、スタッフも
患者さんと同じように、大切にしながら聞かせて頂こうと
心がけています。
この会が、患者さんにとって人生を振り返る場、これからを
考える機会の場となるよう、スタッフ一同日々努力を重ねて
います。
また、普段の入院生活で、なかなかスポットライトが当たらない
患者様の人となりを発見できる場にもなれたら、と考えています。
しかし、テーマや内容によって、人によっては辛い思い出を蘇らせて
しまい、悲しい気持ち、不快な気持ちにさせてしまうこともあると
思います。
しかし、出来る事ならそのような思い出、感情も受け入れ、患者さんが
安心して様々な話が出来るような進行、雰囲気作りを心がけていきたいと
考えています。
「華麗なる す・す・き」
さて、第4クールが、10月12日(金)15:00~始まります!
当院1階の職員食堂で、行っています。
「参加して良かった」と感じて頂けるような会になるよう、
スタッフ一同頑張ろうと思います!