‘Tis Nature's Voice~それは自然の声~Ⅱ

みらくる・あっこの気ままブログ

2013年・新春

2012-12-31 23:23:39 | 歳時記
  初春のお喜びを申し上げます



 本年もみらくる・あっこのブログを宜しくお願い致します
 そして、このブログを訪問して下さった方のご健康とお幸せ、
 金運アップをお祈りしております








 今年も演奏会に、レッスンに忙しい日々を何とかこなしていきたいと思います。 
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標本と時計

2012-12-31 15:13:55 | てふてふ
この暮れは、娘の厳しい断捨離で、かなりの物を捨てました。
といってもまだ1パーセントくらいしか捨てていませんが…。
おもに、もう時代遅れになったVHSのビデオテープなどです。はっきり言って場所をとっていた。

するとけっこう綺麗な蝶々の標本が出てきました
断捨離をすると思わぬお宝や、失くしていたと思っていた物が見つかったりする


娘が小中学生の時に我流でつくった、待ち針をさしたものですが、ど素人の子供にしては綺麗に出来ている。


オオゴマダラは日本で一番大きな蝶で、勿論そのへんに飛んでるわけはない。
昆虫館の蝶の放し飼いの温室で、冬死んで落ちているものを、職員さんに断ってもらったものです。


ウラギンシジミは秋口によく飛んでいる、表がブルーで、裏が白っぽい銀色の珍しいけど、わりと見かける不思議なシジミチョウです。


モンシロチョウ、キチョウ、ツマグロヒョウモンなど。

  
カラスアゲハ、アオスジアゲハ、玉虫など。アサギマダラは金剛山で実際に捕まえました。

   
二年越しくらいで、やっと壁に蝶の時計を設置しました(^_^;)。
通販で買ったものですが、来てみると意外と大きくて気が引けていたのが、やっと日の目を見ることに
大型蝶の実物大で、向きや位置も自由に変えられるのだ







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エル・グレコの奏楽天使たち

2012-12-25 13:08:57 | Art
12月24日(月)
国立国際美術館「エル・グレコ展」の最終日、やっと行ってきました。

   
初めて行きましたが、大阪市立科学館の隣の変わった造形物の地下にありました。

殆どがカトリックの聖画で、その当時台頭してきたプロテスタントに対抗するように、キリスト教伝説を深く深く説く、力強い迫力満点の聖人達の姿絵や物語絵でした。
マリアの顔はどこまでも崇高で美しく、聖者たちの夢見るような瞳の透明感が印象的でした。
教会に入って来た商人を、教会で商売をするなと言って、鞭を振るうイエスの絵もありましたが、
それは無いでしょう…。死ぬ時が近づいてきた、国王フェリペ二世でさえ、最後の審判を受けるのを待つ、天国と地獄を描いた絵などからしても、大変な権力を持っていたカトリック教会の当時の様子がうかがえました。
とは言え現代に残る絵画の力、芸術作品としての高さには、驚きと感動の展覧会でした

1600年前後に活躍した画家なので、日本でいうと戦国時代から江戸時代の始め、
西洋音楽では、ルネッサンスの終わり頃から、バロック期の幕開けあたりです。
マリアの絵にしばしば描かれている、奏楽天使達の奏でる楽器は、初期バロック期のものでしょう。


「無原罪の御宿り」に描かれているのは、大型のヴィオール、リュート、笛です。
顔と翼だけが見える、最も位の高い天使、セラフィムケルビムもいっぱいいる!


「福音書記者ヨハネのいる無原罪の御宿り」にはハープとリュートが。


「受胎告知」には、あらゆる種類が登場している。笛、鍵盤楽器、リュート、ハープ、ヴィオールです。教会では実際にこれらの楽器や歌による音楽が、美しく奏でられていたのでしょうね



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今年最後のコンサート♪

2012-12-25 11:29:08 | My Consert
土・日・月が5週ある12月というのが、けっこうレアなのだそうですが、
22日(土)は、和泉市久保惣記念美術館コンサートでした。

   
橋本久美子さんのホルン、黒田千賀子さんのピアノ、そして私、笹山晶子のソプラノで、ソロやアンサンブルを交えた内容でした。

私は今年の最終コンサートとなりましたが、予想以上の大入りのお客様でした。
一部は、プロテスタントだったバッハを中心にしたプログラム。
二部は、カトリックの典礼文の聖歌で始めました。19世紀のポピュラーな曲を聴いていただく前に、グレゴリオ聖歌のアカペラを歌いました。このホールは教会的な響きがするので、単音は実に綺麗なのです。
ブリテン「I wonder as I wander」もピアノと歌の単音の掛け合いで、珍しいアレンジなので、印象的だったようです。
大人なクリスマス・コンサートだった、異次元のコンサートだった、等々の感想をいただきました。

宗教曲だけでなく、星や夢といった夜のイメージの曲も入れましたが、ホルンとの最高のアンサンブル曲、シューベルト「流れの上で」は、暗い海に流されて、空に輝く星に希望を見出すという詩の内容は、東日本大震災の時を思い出します。
古代より星は希望への道知る辺だったようで、イエスが産まれた時に、星に導かれてやって来た、東方の三博士や、日本の信仰でも星を祀る神様は、天に最も近いので位が高いということも聞きました。 

年末のお忙しい中、足をお運び下さったお客様、本当に有難うございました

  
美術館のお庭には、最後の紅葉した落ち葉が美しく、ホトトギスという珍しい茶花っぽい花が可憐に咲いていました。
一カ月ほど前に「桜珈琲」の和泉中央店が出来て、演奏会後のスイーツを食べに

23日(日)は新たに入れていただいた、主に古楽アンサンブルをするグループ「アンサンブル・シュシュ」さんでの、初練習に参加しました。
私の情報網からは、ほとんど抜けていたのですが、河内長野の汐の宮という超地元に、ヴィオールやリュートを制作される久保田夏男さんの工房があり、関西のアマチュア界の精鋭集団が集まって練習、定期演奏会を開いているグループです。
春の演奏会候補曲、私はフラウト・トラヴェルソの超絶技巧曲、ヘンデル「ナイチンゲールのアリア(Sweet Bird)」等を歌わせていただきます。
古楽器の響きはやっぱり柔らかで、耳に心地が良い

 
昨日が星のコンサートだったのですが、久保田さんの工房近くに、山にそびえる妙見さん(星を祀るお寺)が見えます。星空も綺麗だろうな~と思ういい所です。
夜は家族が揃う日だったので、ちょっと早いクリスマス料理でした。

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リハーサル

2012-12-19 09:46:38 | My Consert
12月18日
22日土曜日の久保惣記念美術館コンサートのリハーサルでした。


「アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳」
バッハの曲と思われている曲が、意外と他の作曲家のものだったりする、バッハが奥さんや子供達のために選曲した、バッハ家で練習用に楽しまれたいた音楽帳。

 

年代もののスタインウェイ・ピアノ。よく響くホールですが、一般のホールとは少し響きは異なり、音数の少ないシンプルなものが綺麗に聴こえます

  
私、ソプラノの笹山晶子、ホルンの橋本久美子さん、姿勢のいいピアノの黒田千賀子さん。



  

紅葉が少し残っていて綺麗でした。
美術館の展示は「中国絵画の近代史・伝統とモダン」
TEL:0725-54-0001 http://www.ikm-art.jp 
演奏会は午後2時~ご来場をお待ちしております
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漢字と絵の絶妙コラボ、渡辺千尋さんの作品

2012-12-17 11:47:25 | Rose
ギャラリー・イロリ村「芸術ran6」で、素敵なデザイン画に魅かれました。



漢字を絵にした、渡辺千尋さんの和風で粋な作品です。
大好きな「Rose・薔薇」がありましたので、紹介させていただきます。素敵素敵


左から渡辺千尋さん、坂ノ咲由平、私、笹山晶子です。

  

元々、漢字は絵から生まれたものですが、またその漢字を残しつつカラーで絵にしてみるというアイデアがお洒落です。この方は既にプロフェッショナルとしても活躍されているそうです


和泉市久保惣記念美術館「冬の祈り」コンサート        
 2012年12月22日(土) 午後2時開演
      
 http://www.ikm-art.jp TEL:0725-54-0001

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蝶々’eye&花、花。

2012-12-17 11:17:51 | てふてふ
由平ちゃんの、新しい蝶々'eyeは、アゲハ蝶の女の子です。
ギャラリー・イロリ村「芸術ran6」より。



「明日ある君へ、昨日を捨てよ」というタイトルだそうです。前だけを見つめているのか。
凛とした眼差しが、迷いのない強さを表しているのでしょうか。
夏の蝶、アゲハ蝶の大きくて堂々とした雰囲気の、迫力のある絵です

もう一つのモチーフ、もとり上げたいと思います。

    

風で散る矢車菊の花びら、「あなたを許す」という花言葉を持つ、青い花ネモフィラ
耳を澄ませば春の音「Spring has come」ピンクの小花、そして苺のような花、千日紅
ギャラリーを訪ねて下さったお客様の贈り物のブーケに、偶然にも千日紅が入っていました。

今日が最終日ですが、本当に娘を応援して下さる沢山の方達に、感謝を申し上げます。 
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ギャラリー・イロムラ「芸術ran展6」

2012-12-17 00:13:34 | Art
12月16日
選挙は自民圧勝、帰り咲きで湧いてますが(?)、毎年恒例の娘の参加行事、
臓図コーキ氏主催の「芸術ran展」へ行きました。


戦争で空襲をまぬがれた中崎町は、レトロな雰囲気の漂うお店がいっぱいですが、懐かしい昭和を感じるラムネが並べられている、イロリ村の玄関。


スペースが広いので、沢山の人が参加して、作品も多く飾れます。

  
お父さんとお父さんの友達と。


今回チラシのポスターになった、伊勢ゆきこさんの作品とご本人。


彼女の描く少女の目の中は、綺麗な宝石がつまっている

昼食をとりに、中崎町をぶらぶら歩いていると、ユニークな店が多くて、写真を持ち歩いている人も多い。

 


先日テレビでやっていた90代のお爺さんがひらいてる本屋さん「青空書房」の、本日休業日の張り紙が今ブームになっていて、わざわざそれを見るために来る人もいるそう。
天五中崎通商店街の「おいでやす通り」の商店街の中にあります。
その張り紙も見れてとても良かったです。中崎町おもしろす

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今年最後の初辰まいり

2012-12-12 09:18:31 | 初辰さん
「よ~いドン!」を見ていたら、北朝鮮がミサイル発射の緊急ニュースになってしまいました
インターネットのつながりが悪いと思っていました。怖い怖い

12月9日
今年最後の初辰まいりは、日曜日とも重なり、今季一番の寒さながら、熱心な参拝者で賑わっていました。選挙も控えているので、なんか心配な人も多いんじゃないでしょうか…。


来年は己年ですね。楠珺社横にある休憩所に、住吉さん住む小さな白蛇の写真が飾ってあります。
巳さんを祀っている社の木の根元みたいですが、可愛いヘビ本当にいるのかなぁ~?

  

いろんな干支が、揃っている神社です。
干支の土人形は、とても可愛い住吉さんのオリジナルです
今月の打ち掛けも、ちょー可愛い

 


初辰さんは、30匹になりました

ギャラリー・イロリ村「芸術ran賞6」2012年12月12日~17日 http://zouto.jimdo.com/

「冬の祈り」コンサート 2012年12月22日午後2時開演<和泉市久保惣記念美術館> http://www.ikm-art.jp 0725-54-0001  
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オピッツ先生、入魂のアパッショナータ

2012-12-05 23:24:06 | Music
師走に入って、一気に冬がやってきました。
先日、12月2日「大阪シンフォニーホール」で、ゲルハルト・オピッツベートーヴェン三大ピアノソナタ「悲愴」「月光」「熱情」&「テンペスト」を聴きました♪。


シンフォニーホールの大きなツリー。クリスマス・ムードが高まります

   

NHKのテレビ講座「ベートーヴェンを弾く」で講師をしておられて、何故か本が家にあるので(ベートーヴェンをやはり上手く弾きたかったのだと思う)、勝手に先生と呼び、親しみをもっていました。
楽譜によってけっこう指使いが違っていたりするのですが、この本はオピッツ先生の指使いが細かに書かれています。
シンフォニーの座席は、指などが見やすい正面のオルガン横の席をとっていました。
左の横のバルコニーや、左側の普通の席はほぼ一杯。皆考えることは同じみたいで、ピアノ学習者などで埋まっていましたが、右側の席はえらく空いていました。
指使いだけでなく、ペダルまでバッチリ見える席でしたが、オピッツさんは弱音ペダルを随所に踏み、多彩な音色を出しておられました。

プログラム一部、「悲愴」はけっこう柔らかな音使いで、やはりウォーミングアップ的。
「月光」は一楽章の静かな湖面のさざ波や、美しい月の光のような表現は、年輪を感じさせました。二楽章は多声のラインが歌うようで、だんだんと乗ってくる感じでした
二部は「テンペスト」「熱情」でしたが、オピッツ・ワールド全開の演奏で、アラ環なのに指の速さに驚き、しかも年齢からくる深い表現が、物語性にあふれていました。
「テンペスト」はファンタジー的な感じで、ピアノが語り、歌い、嵐が爆発する
最後の「熱情(アパッショナータ)」は、あんなに感動的な二楽章は、今まで聴いたことが無いような、天国への高みが感じられ、ベートーヴェンの苦悩に満ちた人生との戦いと、希望を感じました(ToT)


この時期だからなのか、小太りで白いお髭の優しそうな雰囲気は、サンタさんみたいで可愛い
12月の終わりごろまで、日本公演が続くようですが、東京ではシューベルト・チクルスや、北海道では今日のアンコールで弾かれた「トロイメライ」の入った、シューマン「子供の情景」も入っているようです。ぶれないドイツ的なプログラムだ



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