暑い、暑い、暑い~!急に真夏のような日々。
梅雨なのに雨が降らない~\(~o~)/
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6月12日
知り合いの方からお誘いがあり、オービック主催の
「コバケンの炎の7番」という、指揮者の
小林研一郎氏と
大阪フィルハーモニーのコンサートに行ってきました(ザ・シンフォニーホール)。
この日くらいから大阪は、30°を超える真夏の暑さに…。
シンフォニーホールの森の木はかなり大きくなって、けっこう涼しい。鳥も見っけ~♪
プログラムは
ロッシーニの歌劇「セヴィリアの理髪師」序曲から始まりましたが、コバケンの指揮は想像どおり熱い、そして管楽器パートは歌う歌う。このテンションの高さと熱さで、おそらく最後までいくのだろう…。
チャイコフスキーの「ピアノ協奏曲第1番・変ロ短調」は
娘・小林亜矢乃さんのピアノと。
娘さんのピアノもかなり情熱的、というかこの曲だから当然ですが…。
親子共演ってうらやましい~、父娘のあつ~い愛情が伝わってくる~
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ベートーヴェンのシンフォニーへ入る前に、ピアノが残されていて、コバケンのピアノを弾きながらの解説がありました。
ベートーヴェンの9つの交響曲にはナンバーに隠された、というかコバケンが発見した
調性の秘密が…。家に帰ってスコアを見てみると、なるほど…また後ほど書くとして。
ベートーヴェンの「交響曲第7番」は、第4楽章が
「のだめカンタービレ」で超有名になりましたが、第1楽章のテーマが
7つの音で出来ている、というのは音階なので7つの音ですよね。
ベートーヴェンがナンバーと音を因縁付けたかは不明ですが、おもしろい解釈です。
演奏の方は、メロディーにくる全てのセクションが、非常にカンタービレ(歌うような)であったので、解り易い情熱的な演奏で、歌をやってる者には気持ちよかったです。
コバケンは力強い音の時に、よく唸っているのですが、喋り声や歌声がおそろしく
美声で(ハイ・テノール)、歌う指揮者としても有名ですが、原点は子供の時に、お父さんの歌う童謡
「月の砂漠」を聴いて、音楽家になりたいと思ったそうです。原点が暑い砂漠だったんですね…。
コバケンの不思議は、何故声が潰れないで美声を保てるのか?大抵の指揮者は広い音域の音を聴き、声帯を動かすので、声が潰れている。
ご高齢であると推測されるのに、歩くのも異常に速い、髪の毛もありそんなに白髪ではない、指揮台の前の方に立って落ちそうなくらいなのに、大丈夫である。
指揮者というのは、よっぽど大病をしない限り、すごく元気で長生きな人が多いですが、身体も動かし、脳も使い、人を束ねて行く責任感、そしてお客さんからの拍手で、細胞が活性化するのでしょうね!
最後にまたピアノが運ばれてきて、コバケンの伴奏に合わせて、観客が
「ふるさと」を歌うというのが、オービック・コンサートの毎年の恒例なのだそうです。キーが高いとぼやいてる人が結構いましたが、3番がさらに転調して高くなっていました(^_^;)。
”歌うコバケン、燃えるコバケン”いつまでもお元気で、日本のオーケストラを元気にして下さいね!