‘Tis Nature's Voice~それは自然の声~Ⅱ

みらくる・あっこの気ままブログ

マーク・パドモア、NHK音楽祭に出演。

2016-09-29 01:49:32 | More Mark Padmore
今年は、ブリテンの没後40年だそうで、ダニエル・ハーディング指揮パリ管弦楽団と共に、テノールとホルン、弦楽合奏のための「セレナード」を演奏されます。ジョシュア・ベルメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲も演奏されます。
2016年11月18日(金)19:00開演「NHKホール」
https://www.nhk-p.co.jp/


このアルバムは「セレナード」と、様々な楽器との組み合わせが面白い「ノクターン」フィンジの美しい「ディエス・ナタリス」が入っています。HMU 807552

ブリテンは、たいへん自国の音楽を愛した人だと思うのが、イギリス民謡をブリテン風にピアノ伴奏を付けた曲集や、ヘンリー・パーセルの歌曲を、ピアノ伴奏にアレンジした曲集などがあるからです。有名な「青少年のための管弦楽組曲」は、パーセルの「アブデラザール」の付随音楽をアレンジしたものです。

聖セシリアの記念日が11月であることから、パドモアさんの歌う、パーセルの最も美しい曲、このブログのタイトルにもしている<聖セシリアのためのオード・Hail! Bright Caecilia>の中の「`Tis Nature's Voice」の動画を見つけましたので、お聴きください。
ネイティブの人に聞いたのですが、'Tis はIt is のことで、古雅な表現らしいです。Nature の N が大文字なのは、大自然という意味だそうです。神秘的な雰囲気でしょうか?
Hail! Bright Caecilia には、色んな楽器が登場する歌で出来ていて、この曲は”声”の持つ神秘を歌っているようです。パドモアさんの声や歌い方は大変魅力的です

Purcell: Hail! Bright Caecilia - 'Tis Nature's Voice
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シューベルトのチラシ届きました。

2016-09-26 13:02:59 | More Mark Padmore
来年2月のマーク・パドモア&ティル・フェルナーの、いずみホール岡崎市シビックホールのチラシが届きました。


2017年2月18日16:00開演、シューベルト「美しき水車小屋の娘」D795


2017年2月19日15:00開演、シューベルト「冬の旅」D911&ブラームスの4つのバラード作品10という、ピアノ独奏曲も最初に置かれています。

  それぞれの機関誌も付いていて、インタビューが掲載されています。二人の出会いが、エイドリアン・ブレンデル(ブレンデルの息子さん)の主催するコンサートで、初めて「水車小屋」を共演したのがきっかけだそうです。
それぞれの曲の解説的なことが語られていますが、シビックホールの「コロネットインフォメーション」という冊子の方は、少しくだけた感じで、岡崎市は鰻が名物ですが、二人とも鰻は好きですか?という質問に二人とも大好きです!と答えていました。昨日は夫が食欲がないので、鰻を食べに行こうと言って、うなぎ屋さんの前で並んで待っていた時に、この冊子を丁度読んでいたので、すごく笑けてしまいました(^-^;。鰻は今とても高いですが、ご褒美に是非食べてくださいね!

いずみホールの「Jupiter」には、春から毎号シューベルトの特集記事が載っていて、楽しみに読んでいますが、今月号が丁度「冬の旅」の解説です。
終曲の「Der Leiermann・辻音楽師」の奏でる楽器は、ハーディーガーディーだと書いてあって、ピアノの左手の空虚5度(ドローン)が61回繰り返されるとありました。あまり回数とか気にしたことは無かったのですが、そのハーディーガーディーの音に興味が沸き、動画で検索していると、いかにもそれらしいドイツ語でしゃべって歌う、お爺さんの動画が出てきました。
ボロボロの民族衣装を着て、歌声は声楽的なしっかりした発声をしておられるのです。
お爺さんは馬の頭の付いた、お花の模様が描かれた、古そうな楽器を持っていて、違う動画ではハープも弾き歌いしています。シューベルトの時代って、古い楽器もたくさん町中で演奏されていたんでしょうか。リュートや竪琴なども歌の中によく出てきますし、絵にも出てきますね。

Eberhard Kummer sings Oswald von Wolkenstein (from min. 3:02)


今回のプログラムは、「冬の旅」の前に、ブラームスの21歳の時のピアノ曲、「4つのバラード」が演奏されるようですが、第1番が「冬の旅」の第1曲目「Gute Nacht・おやすみ」と同じ調のニ短調で、左手は空虚5度で始まります。第2番が同主調のニ長調で、「おやすみ」も途中からニ長調に転調する節があります。そして第3番が並行調でロ短調、第4番が同主調でロ長調という、かなり音楽愛好家心をくすぐられる曲で、冬の旅への入り口にとてもぴったりの曲
これはやはりティルの案でしょうか…?なんという渋い選曲、ライエルマンまで一環されている

2017年2月21日19:00開演 アクロス福岡シンフォニーホール「冬の旅」D.911
http://www.acros.or.jp/r_event/event_detail.php?event_id=8294

ティル・フェルナーは、2017年の秋から2019年まで4回にわたって、本場のシューベルティアーデで、シューベルト・チクルスを組んでいくそうです。
http://ks-schoerke.de/till-fellner-klavierrzitale-20152016/
日本でもやってほしい。ティルのシューベルト・ピアノ曲は全く聴いたことがないのです…。

クリスティアン・ベザイデンホウトは、この秋チェンバロで来日です。
http://www.allegromusic.co.jp/Artist.htm


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凄い!豪栄道、全勝優勝🎊

2016-09-25 20:52:45 | Sumo
9月25日
大相撲秋場所で、豪栄道全勝優勝を果たしました




カド番大関で、全勝というのは初らしい。そして日本人力士の全勝優勝というのは、二代目貴乃花以来、20年ぶりだそうです。

   
千秋楽で琴奨菊を破る。「全勝」と書いた紙を用意してるお客さんも、いっぱい居たのが面白かったですね!今日は笑顔のインタビューでした(^-^)v。
稀勢の里もあきらめないで、また頑張ってほしいですね!
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親孝行や、豪栄道~初優勝決まる!

2016-09-24 22:53:32 | Sumo
大相撲秋場所14日目で、豪栄道の優勝が決まりました


大関になってから、怪我などで苦しんだ豪栄道でしたが、今場所は白星街道を突き進み、今年の初場所・琴奨菊に続いて、日本人力士の優勝に。
インタビューでは、ポロポロ涙をこぼしながら、感無量といった感じで、私ももらい泣きをしました(T_T)。
大阪出身の力士としては86年ぶりだそうですね。怪我などが無ければ、これが本当の豪栄道の実力だろうなと思った今場所でした。






力強い仕切りの様子や、勝負が決まった玉鷲戦。(日本相撲協会ツイッターより)


12日目鶴竜戦。稀勢の里も鶴竜も優勝から遠のいたので、悩むことなく豪栄道を応援しよう(^-^)v。


13日目日馬富士戦は、きわどい首投げで勝つ。

        何日か前から、お母さんが上京して、応援されていたそう。喜ぶお母さんや地元の人達。大相撲協会は、手拍子などは雰囲気にそぐわないとして、禁止令が出て、今場所は殆ど豪栄道コールが聴こえませんでしたが、試合が終わって優勝が決まると、会場に豪栄道コールがしばらく続きましたね。
本当、親孝行が出来て良かったですね。でもなんでこのお母さんから、こんな大きな子が産まれたのか不思議です



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♡蝶々は恋の季節♡

2016-09-23 12:56:43 | てふてふ
葛城山では蝶々もよく飛んでいましたが、キアゲハが特に束になって飛んでいたり、夏も終るのでかなり焦っている様子でした


熊笹にとまるキアゲハ。




アザミにとまるキアゲハ。


にとまるキアゲハ。一匹づつしか撮れてませんが、だいだい三角関係で飛んでいました




こちらはツマグロヒョウモン♂




これはウラギンシジミという、夏の終わりから秋ぐらいに現れる、ちょっとレアな蝶々です。




山の上には、こんなモニュメントが。「天空のハッピーベル」といって、願いを書いてハートの鍵をかけるみたいです


アキアカネ(赤とんぼ)もものすごく沢山飛んでいましたが、動きが早いため、やっと一匹だけ写真でとらえることが出来ました。


葛城山へ行く途中で、すごく気になっていた喫茶店があり、「片銀村」という葛城山の湧き水でたてた珈琲を出してくれるお店でした
熟年の方がお店をやっていて、昔ながらの雰囲気。お米なども売っていました。


もう一つ309号線沿いにある喫茶「Berry」も前から気になって、お店が開いてたので入ることに。
高砂百合がまだ咲いている、若い方が経営しているお洒落なお店です。


お洒落なパンプキン・プリンや、フレンチ・トーストも美味しい
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秋晴れが恋しい~、葛城山のススキ。

2016-09-22 14:32:57 | 花便り
台風が次々とやって来て、爽やかな秋晴れというのが、なかなかありません
9月3日頃だったか、そんな台風の中の貴重な晴れ間に、一足早く秋を感じるべく葛城山へ行きました。


相変わらず地上は猛暑でしたが、山の上は18℃ぐらいとけっこう涼しく、ススキがたくさん咲いていました。

 葛城山は奈良県にあり、ロープウェイ乗り場まで車で行ける山です。


ロープウェイからは、奈良盆地が広がって見えます。


うろこ雲もかかって、絶好の秋晴です!


もロープウェイに乗れるので、ワンちゃん連れという方達も多い。お年寄りや小さな子供も行きやすい山です。

   
山道には、ミズヒキソウがやたら咲いていました。ブナ林でも有名なので、青ドングリもなっていて、落ちていました。ここは熊は居そうにないですが、東北の方ではブナが皆無状態で、この秋は熊が人家に降りてくる予想だそうですね。秋の七草のもあちこちに。自然に咲いているワレモコウもありました。


ススキ野原も有名で、もう沢山のススキが。ススキと一緒に雲を写すと、ぐんと秋らしくなるということに、今さら気づきました。






小さな積乱雲が横一列に連なっている(^-^)。






向かいの山は金剛山です。金剛山もロープウェイで気軽に行きやすい山ですね!車椅子も可能である。


かくして楽に山頂に着いてしまい、登山をしたという感覚は全くありません('◇')ゞ。





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みおつくしコンサート、有難うございました🎶。

2016-09-18 15:09:17 | My Consert
ブログを更新するのが、半月以上も遅くなっています('◇')ゞ。
次々に台風がやって来て、直接被害に合っているわけではないのですが、身体の調子があまり良くありません(;_:)。

8月31日
「みおつくし音楽祭・受賞者コンサート」が大阪・中之島中央公会堂でありました。






28日と二日間に分かれてあったのですが、シューベルティアーデ・ブルンネンは31日に、私笹山晶子(ソプラノ)と、黒田千賀子さん(ピアノ)で、シューベルトエレンの歌Ⅰ&Ⅲを演奏させていただきました。






中集会室は宮殿のような内装で、とてもよく響く場所です。部屋を入れて動画に収めようとしたら、人間がめちゃくちゃ小さくなってしまいました(^-^;。
シューベルトのエレンの歌は、響きの良い所でいつか歌いたいと思っていましたので(響くところでないと、もったいない)、とてもいい機会を与えていただいたと思っております

シューベルト「エレンの歌Ⅰ・憩え、戦士よ」「エレンの歌Ⅲ・アヴェ・マリア」 F.Schubert Ellen's erster Gesang & dritter Gesang "



ライトアップも綺麗な、大阪の象徴のような建物であります。

8月の終わり頃は、台風の影響で急に気温が下がったり、また猛暑がぶりかえしたりで、体調を整えるのが、どなたも大変だったと思います。
そんな中、足をお運びくださったお客様、応援してくださる方々、主催者の方々に厚く御礼を申し上げます
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アンサンブル・シュシュ第44回定演(6)フレンチ・バロック編

2016-09-13 22:32:37 | My Consert
8月28日(つづき)
コンサートのトリは、アンサンブルとしては大きな編成のクープラン「諸国の人々」より”スペイン人”


おっと危ない!テオルボの柄が長いので、植田さんの顔を直撃しそう!


左から、長尾優花さん(バロック・オーボエ)、針谷綾音さん(バロックヴァイオリン)、上田浩之さん(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、岡本裕美さん(チェンバロ)、久保田夏男さん(テオルボ)、植田雅彦さん(バロック・フルート)、財前奈緒子さん(リコーダー)。
かなり長いのですが、それでも省いた曲があるそう。この頃にはお客さんは、もはやトランス状態になるらしい(^-^;。最近よく来てくださる方が、最後の全員合奏が終わった後に「もう終わるの~?アンコール無いの~?」と言われるそう…(^▽^;)。
ずっとシュシュ・サウンドを聴いていたいそうです。古楽器の響きって、気持ちいいですからね。フランスの宮廷で、食事中やダンス・パーティーなどで、演奏されていたのでしょうね。迫りくるものはありませんが、バック・ミュージック的な心地良さがあります

それでは最後にお聴きください。
François Couperin : Second Ordre “L'Espagnole”


(おしまい)
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アンサンブル・シュシュ第44回定演(5)前古典派~古典派編

2016-09-13 13:46:31 | My Consert
8月28日(つづき)
今回、初のお披露目となった楽器は、針谷綾音さんのヴィオラ・ダ・モーレです。

7本の弦にコマが14個。共鳴弦として、楽器の中にも7本の弦が張られているそうです。


ヴィオラ・ダ・モーレ奏者だった、アリオスティの練習曲を演奏。


楽器の説明をする針谷さん。


バッハの息子、カール・フィリップ・エマニュエル(CPEバッハ)のトリオ・ソナタを演奏する、左から上田浩之さん(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、岡本裕美さん(チェンバロ)、針谷綾音さん(バロック・ヴァイオリン)、植田雅彦さん(バロック・フルート)。
この時代はギャラント様式とか言われ、モーツァルトなどに影響を与えた、前古典派の時代です。


古典派、ベートーヴェンヴァイオリン・ソナタからは、モダン・ピアノとモダン・ヴァイオリンが登場。ピアノは高橋晴子さんと、ヴァイオリンの立花良一さんです。




私、笹山晶子黒田千賀子さんのピアノで、ベートーヴェンのリートを演奏。ドイツ・リートもヴァイオリン・ソナタも、ソロと伴奏とは今はあまり言われなくなり、デュオと言われるくらい、ピアノと対等のアンサンブルと捉えられていますね。
ベートーヴェンの歌曲は、シューベルトほど完成度が高くはないので、魅力的に演奏するのは、とても難しいと思いました。懲りずにベートーヴェンに挑戦していきたいです。


ベートーヴェンの「ディアベリ変奏曲」でお馴染み、ベートーヴェン時代に楽譜出版業をしていて、自らも連弾曲や、ギターとピアノのデュオなどを作曲した、ディアベリ「華麗なる大ソナタ」を演奏する、ギターの山本登美則さん、ピアノは黒田さん。
なかなか素敵な演奏だったので、動画をお付けします。

A. Diabelli : Grande Sonate Brillante op.102


(つづく)
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アンサンブル・シュシュ第44回定演(4)ヘンデル・9つのドイツアリア完結編

2016-09-12 23:14:04 | My Consert
8月28日(つづき)
私、笹山晶子は第42回定演から取り組んできた、ヘンデルの「9つのドイツ・アリア集」を、今回で終えました。
コンティヌオを担当して下さった上田浩之さん、久保田夏男さん、山本登美則さん、山下佐智子さん、岡本裕美さん、オブリガートをずっと吹いてくださった植田雅彦さん、そして今回はオーボエの長尾優香さんにとても感謝です。




左から山本さん(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、岡本さん(チェンバロ)、私、笹山晶子(ソプラノ)、長尾さん(バロック・オーボエ)、植田さん(バロック・フルート)。

ランダムに歌ってきたのですが、今年の12月25日のクリスマスに、久保惣美術館で全曲演奏会を予定しています{。with ヴィオラ・ダ・ガンバ、チェンバロ、バロック・ヴァイオリン、バロック・オーボエ、バロック・フルートです。

歌詞の内容は、キリスト教の聖人はいっさい登場しない、自然の美しさを讃え、それを創りたもうた神を賛美するものです。ドイツではクリスマス・シーズンにこの曲集が演奏されることが多いのだそうです

第2曲目の「戯れる波がふるえるように煌めいて」です
G.F.Händel : Aus Neun Deutsche Arien “Das zitternde Glänzen der spielenden Wellen” HWV 203


(つづく)


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