ほっこりプロレスに所属するレスラー、ザ・ミックが
同団体を退団し、フリーになることを発表した。
ザ・ミックにとっては苦渋の決断だったに違いない。
ほっこりプロレス、通称ほこプロは
ボクシングを辞めて以降、悶々としていたザ・ミックが
上京直後のフリーター時代に知り合ったMr.しも、北畠社長らと
立ち上げたオンラインプロレス団体。
携帯アプリ開発に従事していた北畠社長の出資の下
ザ・ミックとMr.しもは団体の看板選手として
二人三脚ならぬ三人四脚で切り盛りしてきた団体だ。
同士として共に戦ってきた
北畠社長やMr.しもに対して
申し訳ないという想いも強いことだろう。
北畠社長は、ザ・ミックの退団理由について
以下のように語った。
「他団体や所属フリーの選手との戦いを続ける中で
もっと広い世界で自分の力を試してみたいという想いが
ザ・ミックの心に芽生えたようです。
ほこプロ所属選手としての活動には限界がありますし
自分の敗戦が団体の看板に
泥を塗ることになるかもしれないと
彼は以前から危惧していました。
また、自分が団体から去ることで
所属選手が奮起してくれることを
願っているようでもありました」
ほこプロのエース、ザ・ミックの離脱は
経営という面においても大きな影響を与えかねないが
北畠社長は、経営面の心配はないことを強調している。
「人気選手ですから、当然、集客にも影響はあるでしょう。
でも、それはあくまでも会社側の都合。
ザ・ミックの友人である一個人としての立場からも
私は彼の意志を尊重したかった。
幸い、
ザ・ミックがWWEに遠征した際に
彼抜きのシリーズというものを経験していますので
まったく採算が計れないというわけでもありません」
「あくまでもザ・ミックが
プロレスラーとしての活動の幅を広げる為の退団ですから
ほこプロとザ・ミックが絶縁状態になるわけではありません。
こちらとしては当然、ザ・ミックに対して
参戦オファーは出していくことになるでしょうし
彼がほこプロのリングに上がりたいと望めば
いつだって相応のカードを準備するつもりですよ」
かつてプロレスリング・ノアに所属していた高山善廣が
総合格闘技に挑戦する際に所属フリーとなったが
今回のケースもそれと同様
発展的な退団と解釈して問題ないようなので
ザ・ミックファン、ほこプロファンには
ひとまず安心してもらいたい。
to be continued...
★Mr.しもの中の人の裏話★
これまでの伏線がようやくここで繋がりました。
この伏線、古くは
ほこワングランプリの頃までさかのぼります。
ほこワン開幕の時点では
須王と
橘のWエースがほこプロのトップという設定でした。
他団体のトップクラスのレスラーとの対戦が
ミックを飛躍的に成長させたのか
ほこワンの準決勝で、ミックは初めて須王から勝利します。
そのまま
決勝戦ではMr.しもを破り
ほこプロの新エースへと上り詰めます。
続くみのる、高山の
侵略シリーズ。
ミックとMr.しも以外の所属選手が
次々と倒されていく中
ミックは
師匠・金山からシングル初勝利。
Mr.しもは高山に敗れますが
この試合では知略で戦うスタイルの片鱗を感じさせています。
ミックは団体の威信を背負い、
みのるに勝利。
もしここでMr.しもが高山に勝っていれば
もしかすると違う展開になっていたのかもしれませんね。
続く
WWE参戦シリーズ。
ミックは唯一勝ったことのなかった
橘にも勝利。
これで、名実共にほこプロのトップレスラーに。
今回の北畠社長の発言にもあるように
団体としても
ミック抜きでの興行を経験しています。
また、
Mr.しものWWE参戦では
Mr.しもらしいやり方でWWE参戦を成し遂げ
試合後にWWEファンから拍手喝采を浴びるというニュースを
織り込んでいますが
これもミックがMr.しもを認める一因となっています。
Mr.しもの
丸藤戦、
ハヤブサ戦は
ザ・ミックの目に留まり
この試合以降も
Mr.しもは独特なスタイルを披露。
いよいよMr.しもとの再戦に興味を持つのですが
いざ戦ってみるとなんだか物足りない。
これはMr.しもがザ・ミックに対して
「この人にはかなうはずがない」と
思い込んで萎縮してしまっているからで
同様にタッグパートナーとなった場合には
「この人に任せておけば大丈夫」と
頼りきってしまうからなんです。
ザ・ミックは、Mr.しもの本当の力を引き出す為には
自分が距離を置く必要があるのではないかと考え始めます。
Mr.しもの為にというよりは
一レスラーとして、本気のMr.しもと戦ってみたいと
思ったのではないでしょうか?
そして、つい先日まで展開していた
中邑戦のストーリー。
ミック1人で進藤とニーヨルを相手取ったり
中邑に負けたら引退すると発言したりしていますが
要するに、
団体内での強さが
ミックだけ頭一つ抜けてしまっていて
プロレスに刺激を感じられなくなっていたんです。
他団体のレスラーと戦うときだけは
その退屈感から開放されて
思いっきり戦うことができるということなんでしょう。
中邑戦を終えた後
その想いは更に強くなったようです。
結構考えながらストーリーを練っていた?
いえいえ、ほとんどが後付けですよ(笑)
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