私の故郷は北海道の最北端から日本海側に少し下がった小さな村です。
家から海までは徒歩5分でしたので水着に着替えて直ぐに海水浴に行く事ができしました。
海水浴といっても泳ぐ事が主目的ではなく、素潜りでウニやつぶ貝、蟹、手製の銛を使って魚などを取るのが楽しみでした。
海水浴が出来るのは7月20日過ぎから御盆前までの20日間程です。
夏でも日が翳ると寒いので、流木を拾い集めて砂浜で焚き火をして海から上がる度にそこで暖を取りながら泳ぎます。
採れたばかりの獲物を焚き火の中に入れて熱々を食べます。
これが海水の塩気も効いていて何とも美味い!
今は漁業権があるのでそんな事は出来ないでしょうが、昔はのどかなものでした。
そんな幼少期を過ごしましたが、上京してからは一度も海水浴をした事が有りません。
人でごった返した浜辺と芋を洗うような海、何より獲物が取れないのでは行く気にもなりません。
ましてやプールで泳ぐ気など微塵も起こりませんでした。
こうして半世紀が経ちました。
1月でシニア大学の講義も終わり、さて空いた時間で何をしようか・・・
新しくやる事を探すのは容易ではありません。 取り敢えず出来る事から始めよう!
そう言えば近くの公園に屋内プールがあったな〜!久しぶりに水泳でもやってみるか!
と云う事で、市営プールに行きました。
ドーム型の可動式ガラス屋根でできた、競泳用温水プールです。
夏場の天気の良い時期は、ドーム型の天井が開いて屋外プールに変身します。
また、2階のテラスからはプール全体を見渡せます。
入場料430円を払い、いざプールへ!
25mプール/25m×7コース(水深1.1m~1.3m)で、うち1コースは幼児用コース(水深0.7m)です。
更に水中ウォーキングコースが1コース、初心者コースが2コース、上級者コースが2コースに分かれていました。
コロナ禍の平日と云う事も有り広いプールに泳いでいる人は10人ほどでした。
予想通りほとんどが年配者でしたが、皆んな悠々と泳いでいます。
スゲェなぁ〜! 相当通い慣れている様です。
一方、私と云えば・・・50年ぶりに泳ぐけど大丈夫かなぁ〜!
まずはゆっくりと平泳ぎで・・・
海と違って浮力が少ないので前に進むのに筋力を使います!
25mが遠いな〜!!
それでも休憩を入れながら、クロールや背泳ぎにも挑戦しました。
まだ息継ぎが慣れないので結構鼻から水が入ります。
耳栓だけじゃなく鼻栓も必要かなぁ〜!
こうして1時間ほど泳ぎました。
脚の筋肉は週末ウォーキングやサッカーボールのリフティングで鍛えていますが、腕と上半身の筋肉がバキバキになりました。
これから徐々に距離を延ばしていこうと思います。
ローマの道も一歩から! 目指せ! 北島康介!?