日本橋三井タワーで行われた江戸手妻ショーに行って来ました。
日本橋三井タワーは日本橋の歴史・文化を受け継ぎつつ再開発を両立するというコンセプトで建設された超高層ビルです。
1階エントランスは吹き抜けとなっていて開放感が有ります。
2005年日本建築学会賞や2006年グッドデザイン賞など数々の賞を受賞した建物です。
2階のロビーも広々としています。その2階にはアゴラカフェがあります。
“人々の集いの場”という意味を持つ”AGORA(アゴラ)“カフェは日本文化を世界に発信する大人の社交場を目指して様々なショーを見ながら食事を楽しむ事が出来ます。
この日は日本古典奇術の江戸手妻ショーが開催されました。
今回は立教セカンドステージ大学の同じゼミのメンバーと一緒にショーを楽しみました。
12時開場で料金にはワンプレートランチとワンドリンクが含まれています。
この日は江戸手妻に因んでメイン料理はちらし寿司でした。
いよいよショーの始まりです。
手妻の第一人者の藤山新太郎さんのお弟子さんの藤山大成さんの金輪の曲と云う演目です。
切れ目の無い金属リングが次々に繋がったり離れたり。 ただそれだけではなく口上に合わせて様々な物の形に変化させます。
紅一点の穂積ミユキさんの艶やかな紐を使った手妻。
そして、いよいよ藤山新太郎さんの登場です。
サムタイと云う両手の指を縛った状態で刀を通り抜ける手妻です。
瓜植術(しょっかくじつ)は今回初めて見ました。
何も無いざるに土を入れて種子を蒔いて魔法の水をかけて、覆いをします。
それ以降は、ただお弟子さんの大成さんと話したり覆いの周りで踊ったりしているだけです。
覆いには一切手を触れていませんが、それを取る度に、芽が出て、蔓が伸びてきます。
そして、最後には沢山大きな瓜がなっていると云う演目です。
この演目は1000年以上前から演じられているそうです。 昔の人もこれを観ていたのか〜!
まるで遠い昔にタイムスリップして観ている様な感覚になりました。
ショーの最後は紙で作った蝶でその一生を表現した手妻の名作”蝶のたわむれ”です。
蝶の誕生、出会い、結婚、別れ。
ただ、それで終わりではありません。
2羽の蝶は葉の陰に子供を残していました。
その子供達がまた沢山の蝶となって空へと飛んで行きます。
こうして、1時間半の江戸手妻ショーは終了しました。
今回、江戸手妻を初めて観賞したゼミのメンバー達にも大好評でした。
ショー終了後には藤山新太郎さんにお願いして一緒に集合写真を撮らせて頂きました。
これから作成する卒業文集に載せる良い記念写真となりました。