三浦のウインドサーファー

ただ今、北米滞在中。ハワイ、アルーバ、アラチャティなどと行ったけど、遠浅、オンショアのボネールが最高に素晴しい。

メタボリックシンドローム(その2)

2006年07月16日 | Weblog
7月16日(日)

       

メタボリックシンドロームとは何か、これにかかるとどうなるかなどについては、私のブログの本年4月15日付けで掲載しておりますので、この際是非、そちらもあわせてご覧ください。(カレンダーの日付をクリックすると簡単にアクセスできます。)

きょうは、メタボリックシンドロームにならないためには、どんな種類の食事をしたらよいか、について、簡単に触れてみたいと思います。 

我々が生きていくために必要なエネルギー源は、たんぱく質、糖質、それに脂質の三大栄養素なるものが必要といわれていることはご存知の通りです。

脂質も必要なものであるのですが、なぜか最近は悪者扱いをされ、メタボリックシンドロームの一番の根源のようにいわれています。確かに、脂質を取り過ぎると身体に悪いけれど、逆に、極端にその摂取を制限すると心臓や肝臓にトラブルをもたらしたり、肌がカサカサになったりする原因ともなるのです。
脂質はその取り方、すなわち脂質を含む食品をよーく選んで食べることが重要なのです。

バターなどのように動物性脂肪を多く含むものはあえて食べなくても体内で合成され、ほとんど不足する心配がない食品ですから、あまり食べる必要はなく、むしろ取りすぎると、中性脂肪やコレステロールを増やし、高脂血症や動脈硬化を引き起こす恐れがあります。

他方、植物性脂肪を含む多くの食品の中にはメタボリックシンドロームにならないための良いものが沢山あります。

その一例を挙げると、以下のとおりです。

①オリーブ油... 善玉HDコレステロールを低下させずに、悪玉LDコレステロールを低下させる。

②ひまわり油、ゴマ油、大豆油、コーン油...悪玉LDコレステロールを低下させるが、善玉HDコレステロールも低下させる。

③月見草油、母乳...血液中の中性脂肪やコレステロールを低下させる。

④レバー、豚肉、卵、伊勢えび、サザエ ...脳の健康維持、免疫・神経系に深く関与する。

⑤しそ油、えごま油、しそ、えごま...脳や神経・免疫系の健康維持、血液の流れを整える。

⑥DHA(本マグロ刺身、ぶり、さば、うなぎ、さんま、サワラ)...中性脂肪を低下させる。脳の健康維持。生活習慣病に良い。

⑦EPA(養殖ハマチ、本マグロ刺身、さば、ぶり、うなぎ、さんま).. 中性脂肪を低下させる。血液や血管の健康維持。生活習慣病に良い。

最後に、前回にも触れましたように、へそ周りが、男性では85cm、女性では90cm以上は要注意。これに該当し、以下のいずれかに該当すると、その該当数によりメタボリックシンドローム該当性が高まる、つまり、危ない、ということになる。さらに喫煙をしていれば、もっと危険度は増す、と考えた方が良いでしょう。
① 中性脂肪 150mg以上   
② 善玉HDコレステロール 40mg以下  
③ 最高血圧 130以上  最低血圧 85以上
④ 空腹時血糖 110以上