三浦のウインドサーファー

ただ今、北米滞在中。ハワイ、アルーバ、アラチャティなどと行ったけど、遠浅、オンショアのボネールが最高に素晴しい。

おかしなことばかり!

2007年01月19日 | Weblog
1月19日(金)

        
               雪の富士山 ↑

このところおかしいと思われることが多すぎる。

そこできょうは、三つに絞り簡単に触れたいと思います。
まずその一つは、不二家問題。
人間の口に入る食品を生業としている者は細心の注意を持って商品の製造をするのは当たり前のこと。先の雪印乳業の牛乳事件でそのことは全食品メーカーが肝に銘じたはずだ。
なのに今回、不二家はその製品につき消費期限表示を偽るとか虫の混入があったとかの失態をしでかした。なぜ、このようなことが完熟した日本社会で、しかも社会からも良く知られた企業に起きるのであろうか。このようなことは他にもあるかも知れない、と疑いたくもなる。今後同社の屋台骨を揺るがす事態になる可能性が大である。

その二つは、またもや三菱ふそうのトラックに欠陥が見つかった問題。
今回も前回同様、走行に一番重要な車輪のハブに亀裂が見つかったというのだ。なぜ、性懲りもなく同社はこのようなことを短期間のうちに二度も繰り返すのだろうか。その体質(人的・物的とも)に重要な欠陥があるのではないか。こちらも人間の生命身体に危険を及ぼす問題だけに許すわけにはいかない。

その三つは、きのう、日銀が利上げを延期した問題。
ここでは利上げの是非を云々することは賛否両論あることでありするつもりはない。言いたいのは、今回の決定は、中央銀行たる日銀の独立性・自主性が非常に疑われる事態であるからである。

きのうの決定前、政府首脳や与党幹部からは利上げの延期を慫慂するような発言が相次いだ。このようなことがあれば、日銀の総裁以下の役員たちがその任命につき国会の同意人事であることも考え合わせると、その決断に影響を及ぼさないとは言い切れないであろう。

ついこの間、日銀福井総裁が例の村上ファンドとの間で疑わしい取引をしていたことでその進退問題に発展したことは記憶に新しい。その総裁が、いまだにその地位にいること自体ふさわしいことではないが、世間のうわさが消えたことをいいことに、今回は、政府および与党幹部からの圧力により、日銀の独立性・自主性が失われたと疑われても仕方がない決定をしてくれた。

おまけに安部首相までもが記者会見で、圧力はない、と強弁するのは、そのクリーンイメージを損なうことになりかねないので、そのような発言はやるべきでなかったであろう。