たてつづけに歌舞伎座へ行ってきました、島岡美延です。今月(31日まで)は、玉三郎と海老蔵、そして猿之助弟子一門ががんばっています。5月の團菊祭よりも身体を絞って舞台にのぞんだように見える海老蔵。というのも昼は狐、夜は修行僧を熱演中です。
『義経千本桜』で、狐の衣装への早替りは、見たこともない素早さ! 跳ねる姿、片膝を床につけて回転する技などは、ダンサーのよう。欄干を乗り越える際に、通常は足場がつけられますが、海老蔵は腕の力で倒立のような身のこなしを見せ、まさに動物的な美しさ。もちろん、宙乗りの華やかなフィナーレです。
『高野聖』は、謎めいた女(玉三郎)の山中の家に泊まる修行僧の一夜の物語。二人が谷川で汗を流すシーンは、歌舞伎座始まって以来の艶めかしさ!? 両名による泉鏡花の名舞台がまた一つ増えました。幕切れで、静かにたたずむ彼の美しい立ち姿は、いつまでも記憶に残りそうです。
『義経千本桜』で、狐の衣装への早替りは、見たこともない素早さ! 跳ねる姿、片膝を床につけて回転する技などは、ダンサーのよう。欄干を乗り越える際に、通常は足場がつけられますが、海老蔵は腕の力で倒立のような身のこなしを見せ、まさに動物的な美しさ。もちろん、宙乗りの華やかなフィナーレです。
『高野聖』は、謎めいた女(玉三郎)の山中の家に泊まる修行僧の一夜の物語。二人が谷川で汗を流すシーンは、歌舞伎座始まって以来の艶めかしさ!? 両名による泉鏡花の名舞台がまた一つ増えました。幕切れで、静かにたたずむ彼の美しい立ち姿は、いつまでも記憶に残りそうです。