阪神淡路大震災から避難所の光景は今も変わらないことにあらためて愕然、島岡美延です。いつもと同じ場所で寝起きし、食べることが出来なくなると体調を崩す人々。
一方で「いつもと違うことをあえて求める」という提唱も。知人から借りた、長倉顕太著『移動する人はうまくいく』(すばる舎)。2019年出版『移動力』からコロナ禍を経て、さらに拠点を移すメリットを説く本書。
人間が行動を起こす順番は「環境⇒感情⇒行動」だとか。人生を変えるのにてっとりばやいのが「移動」なのに、日本社会は引っ越ししずらくなっている――。確かに転居、転校、転職etc、人間関係構築や手続きにハードルの高さを感じるもの。転職や独立を経て成功を手にした著者は「日本社会は、誰と、いつ、どこで働くかが選べない異常事態が当たり前とされている」と。
移動することは、まだ見ぬ何かに出会うこと――、今年も転居はしそうにないけれど、もう少し「移動する意味」を求めて行動するのもあり。
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