岡田准一が演じた“海賊”

師走に入って暖かい日々、島岡美延です。
イルミネーションの点灯式が今日、行われるところも。
お正月飾り商戦が華やかですが、「お年賀用もなか」を売っているお店を発見。
いくらなんでも、早すぎでは？
この男が生きた時代、お正月の意味は、家族や仲間の結束をより強く確認するものだったかも。
映画『海賊とよばれた男（10日公開）』をご紹介します。
36歳の岡田准一が、20代から90代までを演じた主人公のモデルは、石炭の時代に、いち早く石油に目を付けた、出光商会を創業した出光佐三。
原作の百田尚樹の小説では、国岡鐡造。
北九州・門司で石油業を興した鐡造の前に、国内の販売業者、欧米の石油メジャーが次々と立ちはだかる。
満州で勝負をかけ、戦後も店員（社員）の首は切らない。
絶望的な状況を打ち破ったのは、いつだって常識を覆す奇想天外の発想。
誰にも屈しないその姿勢から“海賊”とも呼ばれ…。
『ALWAYS三丁目の夕日』シリーズの山崎貴監督が、壮大な人生を描き切りました。