この人も不死身、ではなかった、島岡美延です。
昨日は品川歴史館、大森貝塚遺跡庭園など訪ね、縄文時代から令和まで、人間の営みがずっとつながっていることを考えていた時、瀬戸内寂聴さんの訃報に接し、声を上げました。
大正生まれ、私の祖母同様、寂聴さんは100歳を超えてもずっと語ってくれる、勝手にそう思っていました。
私が読んだのはエッセイや一部の小説でしたが、あらためて寂聴さんの言葉に触れたくなります。
言葉って誰が話すかが重要。政治家の言葉はどんどん軽くなり、信用されないものの代名詞に。寂聴さんはその全身で戦争、原発、憲法9条…、平和を訴え続けました。晩年、入院や闘病が大変でも言葉を綴るため=生きるため、リハビリを頑張ったよう。
激しい愛に走った生き方は、今なら炎上、バッシング。でも他の誰にも語れない人生で「辛いことばかり続かない」と励ましてくれました。感謝したい、だから読みたい、何から手に取ろうかしら。