援助は本当に困っている人に差し伸べられますように、島岡美延です。
コロナ禍は様々な関係、距離を変えました。こんな境遇の二人ならどんな影響が、などと想像しつつ、京都に行きたくなる物語。
映画『ミュジコフィリア(19日公開)』をご紹介します。さそうあきらによる音楽漫画の伝説的傑作の映画化。演奏シーンはもちろん、様々な“音”にこだわった京都出身の谷口正晃監督。
才能があるも父と兄へのコンプレックスが大きい朔(井之脇海)。音楽学部ではなく入学した京都の芸術大学で、現代音楽のサークルに強引に誘われる。
著名な作曲家(石丸幹二)の息子・大成(山崎育三郎)もいて、実は二人は異母兄弟。かつては幼なじみでバイオリニストの小夜(川添野愛)と三人で遊んだことも。天性の歌声を持つピアノ科の凪(松本穂香)が出現し、彼らの歯車は…。
京都・賀茂川の河川敷にグランドピアノを置くなど、音楽と風景の融合も素敵。