週明けには猛烈な寒波への備えを、島岡美延です。慣れていない地方こそ要注意。
先日、伊藤野枝の「女性に対する教育こそが問題」との100年前の主張をご紹介しました。実は現在の日本、大学・大学院における理系分野の女性学生の割合がOECD加盟国の中で最下位! 横山広美著『なぜ理系に女性が少ないのか』(幻冬舎新書)を読みました。
カトリック系女子校、大学は物理学専攻、大学院で素粒子研究という彼女自身が「理系女性問題」当事者で、緻密なデータに基づいて導き出した結論。
日本の女子生徒の理科・数学の成績は世界でもトップクラスなのに理系を「選択しない」のは、本人の意思以外の要因があると指摘。「男女平等意識」の低さ、「女性は知的でないほうがいい」という社会風土が見えない壁となって女性の理系選択を阻んでいる・・・。
「大学に男子のほうが多い日本」だけど、それは世界では特殊な光景だそう。「女の子が大学までいってどうする」という言葉、今でも聞きませんか?