政治への不信感、低成長、日本をそんな国にしたのは誰、島岡美延です。責任を取らずに未来の夢を語る――、繰り返し見せられてきた光景。
2013年のフィリピンでは台風がきっかけで非常事態宣言も。映画『たとえ嵐が来ないとしても(14日)』をご紹介します。最も被害が大きかったタクロバン出身のカルロ・フランシスコ・マナタッド監督が体験し、見てきた物語。
観測史上最強の台風ハイエンがフィリピンを襲い、タクロバンでは、宗教を狂信する者、自暴自棄な人、略奪する者、逃げ惑う動物も野放しに。無気力だった青年ミゲルは恋人アンドレアと母ノーマを探して歩き回る。3人は出会い、ミゲルはこの街を出ようと説得するが、母は行方不明の父を探したいと応じない。また嵐が来るという噂も流れ、首都マニラに向かうという船に人々が殺到。果たしてミゲルたちは――。
タクロバンは、言語の違いで正しい情報が伝わらなかったとも。数千人の犠牲者が出た街は、災害前から取り残された場所、だったのかも。
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