敦賀までの北陸新幹線を見て思い出した金沢旅行、島岡美延です。2015年、延伸後すぐに『かがやき』で父も一緒に行った旅。兼六園は車椅子、その後、旅行は難しくなってもう9年。
人間が一生のうち、どこでどう暮らすのか、それを「選んで」いるのか、「選ばされて」いるのか。葛西(クズニシ)リサ著『13歳から考える 住まいの権利 多様な生き方を実現する「家」のはなし』(かもがわ出版)で、そんなことを考えました。
図書館のティーンズ向け、結構使える本が多くて、これは戦後の住宅政策から、現在の空き家問題、高齢者や外国人が家を借りられない問題など網羅。「住宅がないのは自己責任じゃない」「1988年の空き家率9.4%、2018年は13.6%、地方は20%超」「住宅戸数はとっくに世帯数を超過、国の持ち家優先政策で、住む家がない人が増えた」等々。
「誰と住むかを選べない社会ってとても怖い」という学生の言葉が本を書くきっかけになったという著者。この社会、変えていける?
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