今年の漢字は「戦」で2001年以来2度目、島岡美延です。アメリカ同時多発テロから変わった世界の、戦争という現実。「戦」にはスポーツの熱き戦いの記憶も。
「戦い続ける人生」を16㎜フィルムで。映画『ケイコ 目を澄ませて(16日公開)』をご紹介します。聴覚障害のプロボクサーとしてリングに立った小笠原恵子さんをモデルに、三宅唱監督が生み出した物語。昨日のラジオにケイコ(岸井ゆきの)の母役、中島ひろ子さんが登場。本物の戦いぶりを語りました。
嘘がつけず愛想笑いが苦手なケイコは生まれつきの聴覚障害で両耳が聞こえない。下町の小さなジムで鍛錬を重ねる彼女はプロボクサー。母から、いつまで続けるか心配され、一度休みたい、と書いた会長(三浦友和)への手紙を出せずにいたある日、ジムが閉鎖すると知り・・・。
本作に「映画音楽」はなし。街中の音、時にはそれが消える。そう、ケイコにはゴングの音もセコンドの指示もレフリーの声も聞こえないのです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます