久々の青空は花粉に要警戒、島岡美延です。晴れと雨が繰り返される予報こそ春。
森永卓郎さんが亡くなったのは1月末。政府が備蓄米の放出を決めてもお米は高いまま。これを図書館で予約したのは彼が存命だった頃。『国民は知らない「食料危機」と「財務省」の不適切な関係』(講談社+α新書)は、元農林水産省勤務、食料安全保障推進財団理事長の鈴木宣弘氏と森永卓郎氏の共著。
防衛費を増やしても、食料が入らなくなれば終わり、食料の安全保障こそ重要、という二人。特に森永氏は埼玉の自宅で野菜など育てる生活をして、そんな「マイクロ農業」を推奨。真逆をいく国の方針の大規模、効率化の農業が日本の食料自給率を下げ、国土を弱くしていると。
昨年2月に書かれた森永氏の「あとがき」から要約。「人と地球を大切にする」ため、中心に位置づけられるのは農業。金を稼ぐための農業ではなく、自分や地域の人たちが食べる農作物で健康を害するようなものを作ろうとする人はいないだろう――。
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