夏のドタバタ改造のほころび続出、島岡美延です。不都合な関係を隠していた人、得意げな発言が不適切だった人、お金の不明朗な説明が続いた人と、3大臣が「事実上の更迭」。「任命責任」という首相の言葉の重みって?
政治が文字通り命がけだった時代。国の西欧化を急速に進めた明治政府、建てられた洋館・鹿鳴館。三島由紀夫が〈はじめて書いた俳優芸術のための作品〉という『鹿鳴館』を花組芝居が創立35周年記念公演第2弾として、あうるすぽっとで上演中(27日まで)。
歌舞伎作品を得意とする男性だけの劇団が満を持して挑みました。座長の加納幸和氏が伯爵夫人・影山朝子を演じるチームを鑑賞。政治家の覇権争い、暗殺の企て、男女、親子の愛憎、若者の恋も。三島自身は少年時代から歌舞伎に親しみ、物語の展開、セリフに「らしさ」てんこ盛り。
映画などでは豪華なドレスの印象ですが、そこは花組芝居。朝子は歌舞伎の道成寺(松竹衣裳)の金と黒。影山伯爵は黒の長袴など、三島もきっと喜んだはず。
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