平年日を過ぎても関東の梅雨入りはまだ、島岡美延です。今日もよく晴れそう。
昨日、県議選告示の沖縄は梅雨の真っただ中。県民がどんな答えを出そうと、聞く耳を持たない国。映画『骨を掘る男(15日公開)』をご紹介します。
40年以上、沖縄戦の戦没者の遺骨を収集し続けてきた具志堅隆松氏に密着したのは、沖縄戦で大叔母を亡くした奥間勝也監督。具志堅氏は自らをガマフヤー(洞窟を掘る人)と呼び、400柱以上を探し出した。砕けて散乱した小さな骨、茶碗の欠片、手榴弾の破片、火炎放射の跡。兵隊か民間人か、どんな最期だったか推察し、想いを馳せ、弔う。このような「行動的慰霊」を黙々と続ける。
今も3000柱近くの遺骨が眠っていて、米軍兵士、朝鮮や台湾出身者も含まれている――、そんな島の土砂が辺野古の埋め立て工事に使われようとは。奥間監督も小さな骨を手にします。
これは古代遺跡の発掘現場ではなく、約79年前に命を落とした人のもの。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます