寒いと思ったら東京も氷点下、島岡美延です。週末はぐっと暖かくなりそうで花粉が増えますね。
先日、大川小学校津波犠牲者に関する映画を取り上げました。裁判で避けて通れないのが「命をお金に換算」すること。映画『WORTHワース 命の値段(23日公開)』をご紹介します。2001年9月11日に起きたアメリカ同時多発テロ事件。約7000人ものテロ犠牲者と遺族に補償金を分配する国家的大事業に挑んだ弁護士たちの日々を『スポットライト 世紀のスクープ』のアカデミー賞製作陣が映画化。
補償プログラムを束ねる弁護士ケン・ファインバーグ役にマイケル・キートン。年齢も職種もバラバラの被害者たちの〈値段〉算出の数式。命の差別化は道義的に許されるのかと、全米の道徳観を揺さぶった知られざる実話です。被害者遺族それぞれの苦悩と向き合い、厳しい批判にさらされながらも使命に立ち向かった弁護士たちの2年の軌跡。
アメリカと日本の違いも強く感じてしまう力作。
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