カラカラな空気の中にも春の気配が少しずつ、島岡美延です。花のつぼみの観察が楽しく、日が伸びてきたことも実感。
太陽の光に負けないくらい、映画館の光も人生には大切。映画『エンパイア・オブ・ライト(23日公開)』をご紹介します。あなたはどんな〈光〉を望みますか。
1980年代初頭のイギリスの静かな海辺の町、マーゲイト。辛い過去と心の闇を抱えるヒラリー(オリヴィア・コールマン)は地元で愛される映画館、エンパイア劇場で働いている。不況と社会不安の中、夢を諦め映画館で働くことになった青年スティーヴン(マイケル・ウォード)との出会いが、ヒラリーを少しずつ変えていく。希望を見出した二人だったが、時代の荒波は高く・・・。
女性であること、移民であることの困難さ。差別、他者への怒りが増大していた80年代。それでも仲間がいて、音楽、映画がある。『007/スカイフォール』『007/スペクター』のサム・メンデス監督の映画、映画館への愛。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます