美しい姿勢で話し方レッスン   shimaoka minobu          

美しい姿勢は、一生の宝物! 「見た目を磨くレッスン」と「コミュニケーション力を磨くレッスン」のヒント集

否定され、誘導され

2012年10月21日 07時41分51秒 | 話す&聴く、コミュニケーション
快晴の汗ばむくらいの日曜日、島岡美延です。
この時期、日本列島には夏と冬が同居したよう。
検察が起訴を取り消す、警察が謝る、パソコンで脅迫メールを送ったとして逮捕された人たちが、次々と「やっていない」と判明した事件。
身に覚えのない罪で、追い詰められるのは、どれほどの苦しさでしょう。
ニュースを聞いていて疑問に思うのは「なぜ否認しきれないのか」ということ。
「やってないなら、やってないって言い続ければいいのに」と私たちは考えます。
でも取調室では、通常のコミュニケーションにおいては、有り得ないような時間が延々と続く・・・。
自分の語ることは、ことごとく否定され、「何度言ったら、わかってもらえるんですか」と主張する気力すら失せていく。
「お前がこうやって、やったんだろう」、「認めたほうが、楽になる」
外部と遮断された狭い空間で、押し付けられるストーリーに考える力を奪われていく。
逮捕するには不安な材料すら「そういうこともありえる」と解釈する警察。
徹底的に検証してほしいです。
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若松孝二監督の隣で

2012年10月20日 06時34分42秒 | 日記、その他
行楽日和の週末、島岡美延です。雪の便りは「いきなり」という感じです。
17日に亡くなった若松孝二監督。交通事故に遭ったことを映画関係者から聞いていましたが、本当に突然のことで驚きました。
思えば、監督が70代になってから、3回、ラジオでお会いしました。
今日から開幕の東京国際映画祭、その2007年の日本映画・ある視点作品賞を受賞したのが『実録・連合赤軍あさま山荘への道程』。
黒いサングラスで想像通り?、ちょっと怖そうでした。
若い頃、逮捕・拘留された経験を「オマワリが・・・」と過激に語り、その時の「怒り」が映画監督になる原動力だったそう。
その本音トークは、生放送に「スリル」をもたらしました。
ベルリン国際映画祭で、寺島しのぶが主演女優賞に輝いた『キャタピラー』、今年の7月には『11.25 自決の日 三島由紀夫と若者たち』。
そして来春『千年の愉楽』公開の際にもスタジオへ、と約束したのに。
私が夢中で読んだ中上健次のこと、思いっきり語り合いたかったです。
ご冥福をお祈りします。
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本当の悪党って?

2012年10月19日 06時56分35秒 | 話す&聴く、コミュニケーション
本格的に「冷え込み」の朝、島岡美延です。
帰宅する頃の雨は冷たかったけど、一本のお芝居で「何本分もの楽しさ」を味わいました。
座・高円寺で公演中の劇団扉座『端敵・天下茶屋(28日まで)』は、歌舞伎の中の「主役より目立った敵役、それも小物」というキャラに注目した、横内謙介氏、渾身の作!
ドラマ『相棒』の鑑識役しか知らない人に、ぜひ「これぞ六角精児」の端敵ぶりを観てほしいもの。
芝居の稽古場、感想を語るのは元Vシネマプロデューサーの白鳥(六角)。
十年ぶりに再会した奥寺(岡森諦)ら、悪役・斬られ役の俳優たちによる「自主公演」まであと1ヶ月。
鋭い指摘に、芝居内容を変えてでもと、白鳥にプロデュースを頼む面々。ところが、彼には借金などで、この業界から追われた過去があった・・・。
果たして、この公演の運命は?
劇団の研究生役にゲスト出演の趣里。水谷豊の娘、顔が小さい! イギリス留学経験のあるバレエを発揮する場面も。
人情、笑い、サスペンス、「芝居への愛」、すべて一気に見せます!


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人生から逃げたくても

2012年10月18日 07時45分42秒 | 話す&聴く、コミュニケーション
しとしとと雨の一日になりそう、島岡美延です。
こんな日は、どこにも行かず、じっくり本でも読みたい・・・、なかなかそうはいきませんが。
ベストセラーの傾向に「これでもか」というくらい、絶望している人間が出てくる、というのがあるようです。
辛い状況の登場人物、この物語もかなりのもの。映画『思秋期(20日公開)』をご紹介します。
ジョセフ(ピーター・ミュラン)は、失業中の男やもめで飲んだくれ。怒りの感情を抑えきれず、酒を飲んでは、周囲に因縁をつけて大暴れ。
自分ではどうにもできない衝動に、精神は消耗し、彼は自己崩壊寸前。
ある日、失意のどん底でふと飛び込んだチャリティ・ショップ。そこで働く女性ハンナ(オリヴィア・コールマン)に興味を持つジョセフ。
明るく聡明なハンナは、ジョセフの心を癒していったが、彼女もまた、人知れず心の闇を抱えていた。
店にいた2人の前に現れたのは、嫉妬深いハンナの夫・・・。
人生の折り返し地点を過ぎた男女が出会い、もがき、生きる。
そこから見えるものとは?
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サンモールがオペラ座に

2012年10月17日 07時42分20秒 | 姿勢&見た目
午後からは本格的な雨、島岡美延です。
新宿シアターサンモールで、劇団スタジオライフ『PHANTOM 語られざりし物語 The Kiss of Christine(24日まで)』を観て深い感動に浸りました。
ミュージカルなどでおなじみの『オペラ座の怪人』は、ガストン・ルルーの小説が原作。
ルルーの小説に触発されたスーザン・ケイが、怪人=エリックの人生を丹念に描き、昨年、スタジオライフが舞台化した『PHANTOM 語られざりし物語』。
生来の顔の醜さから、母にもキスを拒まれる幼少時代。
建築や音楽に天才的な能力を発揮するも「マスクの下の顔を見た人」を不幸にしてしまう己の運命・・・。
続編となる今回は、ついにエリックがオペラ座の建築に関わります。
地底に作った秘密の部屋に暮らし、新人歌手クリスティーヌに歌の手ほどきをしながら、愛を覚え始める。
『オペラ座の怪人』ロンドン公演の美術&映像を担当したマット・キンリーが出現させたガルニエ宮!
山本芳樹のエリックに、胸を締め付けられました。
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5周年を迎えました

2012年10月16日 06時37分57秒 | 日記、その他
『美しい姿勢で話し方レッスン』へようこそ、島岡美延です。
5年前の秋の日に、ふと思い立って始めたブログ、毎日更新を続け、本日に至りました。
お訪ね下さる皆様、本当にありがとうございます。
私がお顔を存じ上げない方も多いと思うと、なんだか不思議な感じです。
この間、ネットを取り巻く環境も大きく変わりました。
私はといえば、ツイッターやフェイスブックなどには手が回らず、スマホも持たず。
基本的に朝に1回のブログ更新、それを日課としてきた5年間。
思えば、家族や仕事、趣味においても、色々な出来事がありました。
東日本大震災という日本が直面した危機に、様々なことを思いました。
おかげさまで、今もこうしてブログを書いていられること自体、「奇跡のような幸せな日々」なのだとあらためて実感。
「一人でも多くの人に、美しい姿勢に目覚めて欲しい」とスタートし、コミュニケーションのことやエンターテインメントの話題を自由に語る「写真なし」の数百文字。
今後とも、どうぞよろしくお願いします!
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いつでも背筋チェック

2012年10月15日 05時41分16秒 | 姿勢&見た目
朝晩の温度差が日本列島をゆっくり染める頃、島岡美延です。
さて、今月の姿勢テーマ「見晴らしよく、凛として歩く」を実践していますか?
先日、妹から「身長の記録更新!」とメールが。数年前に比べて、1㌢以上、背が高くなってきているそう。
残念ながら、ある程度の年齢以降は「身長が縮む」のが一般的。
健康診断などで数値を確認していなくても「姿勢が悪く、背が低くなった」と実感する人はいるでしょう。
講演の際、「よい姿勢に」と声をかけるだけで、会場の人々の身長が年齢に関係なく、いっせいに高くなるような光景を目にします。
日ごろから「背を高く見せたい」と思えば、背筋を伸ばして歩く、を実践するしかありません。
先日、元モデルによる姿勢の指導をテレビで見ていたら、「おなかに割り箸を縦に当てて歩く」というなかなか過激な練習法でした。確かに、猫背になると割り箸が身体に食い込みそう!
日常では、ひじをわき腹につけて、手のひらを上に向け、お盆を支えるような姿勢をとってみましょう。背筋がピンと伸びます。
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未練が成長を阻害する?

2012年10月14日 07時43分01秒 | 話す&聴く、コミュニケーション
今日も過ごしやすい日曜日になりそう、島岡美延です。
この週末で、どれくらいのメール、ブログ、ツイート、フェイスブックなどチェックしますか?
企業や友人、かつて名刺交換をした人・・・、様々なメルマガなども受け取っていますね。
「自分から見る」のと「届くから見る」のとに分けられるかもしれませんが、イギリスの研究者が、興味深い調査をアメリカの心理学雑誌に発表しました。
平均年齢21.4歳の男女464人を対象にインターネットで行った調査。
「フェイスブック」で、「別れた恋人」のことを調べてしまう人は、思い出にふけって現実を受け止めることが難しく、人間的に成長できないのだそう。
昔の恋人を友達として登録している場合、恨みや未練の度合いは低く、元恋人のページを見る人は、見る頻度が高くなるほど、恨みや未練の気持ちが強くなる。
友達登録する人、見る人、そのいずれも「関係を断った人」に比べて、人間的な成長の度合いが低かった・・・!
「昔の人間関係」が増える一方のオトナ世代は、どうかしら!?
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「なりすます」人々

2012年10月13日 07時25分28秒 | 話す&聴く、コミュニケーション
秋晴れの行楽日和、島岡美延です。
iPS細胞を使った世界初の臨床応用を行ったとする「快挙」は、一気に「疑惑」へ。
当の森口尚史氏は、様々なメディアのインタビューに答えているものの、なんだかすっきりしない印象。
そもそも「医師ではなく医師助手」とか、「アメリカの病院が手術の事実はないと言っているが、確かに行った」とか、少し調べればすぐわかりそうなことで余りに歯切れが悪い。
パソコンが第三者に遠隔操作されて、脅迫メールを送りつけた・・・。そんな恐ろしい事件が複数、浮かび上がりました。
パソコンの持ち主は、逮捕、起訴されるなど、大きな被害を受けています。
「なりすます犯罪」のすでに古典とも言えるのが「振り込め詐欺」。
「オレオレ」と息子や孫になりすまし、ATMでの監視が厳しくなった今、「電話のやりとりのあと、別の人間によってお金を取りに来る」という劇場型、進化系が登場し、被害額は増えています。
山中教授のなりすましツイッターなども話題になりましたが、その労力を他のことに使ったら・・・?
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秋、匂いの季節

2012年10月12日 07時11分56秒 | 話す&聴く、コミュニケーション
どんな上着にするか、迷う日々、島岡美延です。
もう日傘は持ちませんが、昨日は太陽の「踏ん張り」を感じました。
先日の横浜で、銀杏が落ちているのを見つけました。
「もうそんな時期なんだ」と思っているうちに、踏んでしまった!
どうして銀杏って、あの「独特な匂いの果肉」と硬い殻を乗り越えないと、美味しい部分にたどり着けないのでしょう。
天気予報で「キンモクセイの香りが・・・」と言っています。
近所にあった木が、道路拡幅工事で伐られてしまい、今年はあの香りに出会っていませんでした。
真夏より、落ち着いて「香り」を楽しめる季節、でしょうか。
アロマオイルで秋の夜長を演出するのもいいかも。
香水、使っていますか?
先日、映画会社の試写室で、私の隣に座った某有名人。扇子であおぐたびに、かなり強めの香りが・・・。
近づいてくると「匂いが来た」といいたくなるような人も。
全く使わない私には香水の名前などわかりませんが、「強烈な記憶」につながるのも「香り」という小道具です。


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