隊の能力

前統合幕僚長が、この災害時に自衛隊の能力を積極的に活用せよと発信しています。

自衛隊は防衛医科大を中心に、感染症対策を強化して来たのだとか。そりゃそうでしょうね。あらゆる攻撃の中に感染症的なウイルス攻撃だって十分考えられるんだから。

でも、自衛隊の災害派遣要件の中にある「非代替性」について、これまで結構厳格に規定されていたのも事実。

現にここらでも山岳遭難事件が発生した時、消防や警察、山岳関係者に自治体職員などで、どれほどの時間と労力をかけて探したのかを北海道から問われることも多くなっているし。

まあ好きで山に入った人のケースと、今回のウイルス問題を一緒に語ること自体が、問題だと言われればそれまでですがね。目の前にある人の命をどうするのか、って意味では同じじゃないかと思うんだな。

現場の空気と、自衛隊という巨大組織を使った方がいいかどうかを判断するお役所の考え方。常に一致せよとは言いませんがね。

平和ボケしているワタクシでしょうから、戦時のことなど想定も出来ませんが、災害対策にも大きな機動力を発揮して欲しいと願うことは、国民の期待の大きさの現れ。自衛隊そのものの重要な任務だと思います。

四六時中仲良くしろとは言いませんがね。世界的にピンチな時くらい仲良くしているように出来ないのかね。文民統制が出来ているのであれば。

外交にどれほどの経費を掛けて来たのかも知りませんけど…。