
地図が読めること、コンパスを使って自分の位置を知ること。山登り必須のスキル。
地図は1:25,000地形図。まずはコンパスと方位角の話。北が0で時計回りに+。力学なのでモーメントの方向を表すときは便宜上反時計回りを+にすることが多いのでごっちゃになってしまうこともあるので理系の人は要注意。
それからコンパスが指す方向は真北ではない説明。磁気偏差というものがありややずれています。そのことはこの地形図の右下に書かれています。西偏何度って。このことを頭に入れておいて測定した角度から実際の方位角を求めます。
2点以上の目標の方位角を測定して、目標からの方位角で線を引きます。(目標点から測定点は180度反対!あたりまえですが。。)その線の交点が測定点。自分が居る場所ということになります。
結果、見事に自分の位置をほぼ正確に求めることができました!
次回のスキルアップ登山はコンパスナビゲーションをやって遊んでみましょう。目標物も何も無いところでコンパスを使って歩いて、最後には出発地点に帰ってきます。ダイビングをやってる人は完璧ですよね!?視界が利かない、目標物が無いところでも方位角とフィンキックの回数によって水平距離を測りながらナビゲーションしますもんね。海の中では思考能力が落ちてるせいか足し算引き算もよく間違える。。。(ほんとに思考能力落ちます。水深30メートルで暗算をやったり作業をさせると顕著に現われます。)
コンパス、自分は海で最初勉強したのですが、海洋実習で船の性能試験の中で旋回試験(船の旋回性能を測定する)をやりますと、コンパスを見ながら旋回する船と旋回の中心に置いたブイの方位角を数秒ごとに測定していきます。船は刻々と旋回してますからコンパスはクルクルすごい勢いで回っていきます。。。集中してやらないと読み違えたりしてかなり大変だった思い出があります。
Nikon D2H + Ai AF Nikkor 28mm F2.8D

実習船(望星丸)のブリッジ左舷ウィング、コンパス越しに見える山は富士山。駿河湾にて。
かなりの余談でした。
Nikon F-801s + Ai AF Zoom Nikkor 35-70mm F3.3-4.5 (カラーネガ)